#173！ ページ34
依千花side
代表決定戦から日は経ち、11月中旬のある日。
練習試合のミーティングも終わったところで、コーチからお知らせがあった。
溝口「今日、条善寺高校の穴原先生から電話があった。
宮城県内の有望な1年生を集めて、宮城県全体のバレーのレベルアップを目的とした合宿を行うということらしい。
うちからは、金田一と国見が呼ばれている。」
コーチは2人を見た。
その目はどうする？と問いかけている。
金田一君と国見君は顔を見合わせた。
国見君は若干嫌そうな顔をしているが。
及川「うん。行くべきだね！頑張ってよ2人とも！」
金田一「は、はい！」
国見「…はい。」
溝口「じゃあ、2人とも参加って事で連絡しておくな。」
色んなところで感嘆の声が上がる。
2人が少しでも刺激を受けて帰ってきてくれればいいな。
溝口「そんで、話はもう1つある。澤村、お前に“コーチとして合宿に参加してくれないか”という話がきてる。」
貴「え？私が…ですか？」
溝口「そうだ。」
及川「え？え？どういうこと？」
貴「私もわからないですよ。」
困惑状態の人に疑問をぶつけないでください。
それにしても、何故そんな話になったのか。
条善寺高校のコーチと接点などない。
それなのに、コーチとして呼ばれるという事は、私が“消えた天才リベロ”であることを知っている…？
溝口「それなんだがな、鷲匠監督じゃないかと思う。今回の合宿では白鳥沢の合宿施設で行う予定だそうだ。だから、鷲匠監督も参加していて不思議じゃない。」
鷲匠監督とは夏合宿中に何度か言葉を交わしたし、私がそうであることも知っている。
でも、私はもう選手じゃない…
岩泉「絶対じゃねぇんだろ。なら、依千花がどうしたいか選べばいい。」
及川「俺が口挟んで良いのかわかんないけど、プレーしてって言われたわけじゃないんだよね？」
！そっか…コーチとして呼ばれてるんだ。
貴「ハジメさん、及川さん、ありがとうございます。コーチ、私も行きます！」
溝口「わかった。そう伝えておく。」
これは、依千花のこれからに繋がる選択になるのだった。
〜・〜・〜・〜・〜
及川 Happy Birthday！
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月夜の葉桜(プロフ) - ASUKAさん» ありがとうこざいます！最後まで楽しんでいただけますように頑張らせていただきます！ (2019年10月10日 23時) (
レス) id: f1de5a9336 (このIDを非表示/違反報告)
ASUKA - めっちゃ面白いです！！更新、頑張って下さいね！応援してます！！ (2019年10月6日 19時) (レス) id: 2aeb894d27 (このIDを非表示/違反報告)
月夜の葉桜(プロフ) - 燐華さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年5月19日 21時) (レス) id: f1de5a9336 (このIDを非表示/違反報告)
燐華(プロフ) - これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2019年5月19日 20時) (レス) id: 7838562921 (このIDを非表示/違反報告)
月夜の葉桜(プロフ) - さちさん» ありがとうございます！ (2019年2月21日 16時) (レス) id: f1de5a9336 (このIDを非表示/違反報告)
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