#167！ ページ22
依千花side
ついに手にした全国への切符。
幾度となく壁に阻まれ、幾度となく悔しさを味わい、幾度となく流した涙。
そんな幾度となく味わった絶望を、その度に糧として練習し、自信とし、挑んだ。
それが遂に実ったのだ。
応援席にいる選手達も、ベンチにいる選手達も、無論、コートに立ち勝利を実際に掴んだ者も、
みんなが泣きながら笑っていた。
監督達の表情も柔らかい。
岩泉「依千花！」
呼ばれて見た先には、12人の選手。
ハジメさんの横に1人分の空間がある輪になっていた。
みんながこっちを見ていた。
貴「〜ッ！ハイっ！」
走ってその輪の中に入った。
みんなの笑顔が咲いた。
今日という日は、強大な壁を1つ越えた、記念すべき日になった。
NO side
表彰式が終わり、学校へ戻るためのバスの中。
あらゆる席から寝息が聞こえる。
それを微笑ましく見つめるマネージャー。
彼女は表彰式での堂々と胸を張っていた選手達を思い出していた。
貴「こんなにすごい人達のマネージャーをできたことに感謝しないとね。」
そんな独り言は
入畑「まだまだ、頼らせてもらうよ。」
監督からの嬉しい返事をもらった。
彼女がいたことで身についた技術もあった。
彼女がいたことで時間を有効に使うことができた。
今回の結果に繋がったのは、少なからず彼女のおかげでもあったのかもしれない。
青葉城西高校が全国に名を咲かせるためにも、さらに頑張ろうと彼女は決意した。
〜・〜・〜・〜・〜
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月夜の葉桜
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月夜の葉桜(プロフ) - ASUKAさん» ありがとうこざいます！最後まで楽しんでいただけますように頑張らせていただきます！ (2019年10月10日 23時) (
レス) id: f1de5a9336 (このIDを非表示/違反報告)
ASUKA - めっちゃ面白いです！！更新、頑張って下さいね！応援してます！！ (2019年10月6日 19時) (レス) id: 2aeb894d27 (このIDを非表示/違反報告)
月夜の葉桜(プロフ) - 燐華さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年5月19日 21時) (レス) id: f1de5a9336 (このIDを非表示/違反報告)
燐華(プロフ) - これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2019年5月19日 20時) (レス) id: 7838562921 (このIDを非表示/違反報告)
月夜の葉桜(プロフ) - さちさん» ありがとうございます！ (2019年2月21日 16時) (レス) id: f1de5a9336 (このIDを非表示/違反報告)
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