③澤村の妹は青葉城西高校で岩泉の彼女【HQ】 (ページ47)

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依千花side

今日は烏野担当。

これで6校制覇だ。

菅原「お？依千花ちゃんだ！」

私に気づいた菅原さんがそう言い、部員を集めてくれた。

簡単な自己紹介も済ませて、水道に行った。

そこには、潔子さんと仁花ちゃんが。

谷地「依千花さん！あ！横開けますね！」

貴「ありがとう！」

開けてもらったスペースを使ってスポドリを作る。

貴「今日、烏野なんですけど、気をつけといた方がいい事とかってありますか？」

せっかく一緒に作業しているので、聞いてみた。

清水「う～ん。月島かな？突き指しても痛みが少なかったら黙ったままだから。」

谷地「う～ん、私からは特にないであります！」

仁花ちゃんの語尾が少し気になったものの2人にお礼を言い、それぞれの体育館に向かった。

休憩中、同い年の縁下君、木下君、成田君の3人と話していた。

縁下「–––でさ、本当に大変だったんだよ。」

田中君と西谷君の尻拭いの話が多く、その話1つ1つが面白くて、4人でずっと笑っていた。

澤村「休憩終了！次サーブな！」

烏野の部員はそれぞれ返事をして、サーブ練を始めた。

貴「(大地兄の信頼度って本当にすごいな～。)」

改めて大地兄の凄さを実感した気がした。

日向「影山！」

そう言いながら動き回る烏野の“最強の囮”、日向君。

影山「日向！」

そう言いながら動き回る日向君にドンピシャでトスを上げる影山君。

何年もコンビを組んでいたんじゃないかと思うほどの息の合った攻撃。

その2人の速攻は凄い。

けど、その武器を持ってして私達、青葉城西に敗れた2人。

そんな2人は今、新しい速攻の練習をしてるんだとか。

その2人に感化されたように周りも新しい武器を手に入れようとしている。

今見てる烏野はIH予選の時の安定さなど無いに等しいほど、ミスが多かった。

けど全ての技が完成した時、烏野は驚異的に化けるんだろうと思った。