③澤村の妹は青葉城西高校で岩泉の彼女【HQ】 (ページ31)

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#92！ページ31

依千花side

今日の担当校は伊達工のため、簡単な自己紹介をしてからスポドリを作りにきた。

やってきた水道には先着が。

白福「あ！依千花ちゃんだ～！」

貴「雪絵さん！」

横に並び、スポドリを作る。

白福「今日ね～烏野なの～。依千花ちゃんって澤村君の妹だよね～？」

貴「はい！」

作りながら話すのって楽しい。

白福「じゃあ～先に終わったから行くね～。頑張って～！」

貴「はい！雪絵さんも頑張ってください！」

私も急いでスポドリを仕上げて体育館に戻った。

雀田side

雀田「赤葦、烏野の方見過ぎ。」

赤葦「え？本当ですか？すいません。」

無意識なんだ。

雀田「雪絵は愛されてんね～、ほんと。」

雪絵も雪絵でこっち…ていうか、赤葦の方見過ぎじゃない？

まぁ仲がよろしゅうことで。

依千花side

凄い。

そんな一言しか出ない。

貴「これが鉄壁ブロック…」

黄金川君がもう少し腕を締めれば、もっと凄い事になるんだと思う。

黄金川「すんません‼フライング20周してお詫びします‼」

二口「いや、そこはトス練しろよ！」

…他にも色々と頑張らないとね、黄金川君。

今日も何試合かしたけど、その中でも今行っている伊達工対音駒はすごかった。

伊達工は鉄壁ブロックで、音駒は繋いで好機を待つ。

両方がガンガン攻めるタイプじゃない。

けど、凄い白熱した。

見ていて、奮いたつ試合だった。

最終セットまでもつれ込んだものの、惜しくも負けてしまった。

試合が終わった瞬間、目眩がして壁にもたれかかる。

貴(そういえば、一睡もできてないんだった…)

研磨「！…。」

研磨が何かを察し、心配そうにしてるのに気づかなかった。

試合後の挨拶が終わると、今日の夕食の担当であるため、すぐに食堂に向かう。

舞ちゃんと仁花ちゃんは既に着いていて、調理に取りかかり始めていた。

貴「ごめん！試合が思った以上に長引いちゃって！」

と、声をかけて私も準備に取り掛かる。

2人は怒った様子もなく、逆に労いの言葉をかけてくれた。