③澤村の妹は青葉城西高校で岩泉の彼女【HQ】 (ページ29)

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#90！ページ29

依千花side

日にちが変わり、時刻は深夜1時。

結局あれから眠れず、夜風にあたろうと外に出た。

貴「初日から眠れないとか…」

ため息しか出ない。

歩いているとベンチがあったので、腰掛ける。

空を見上げると新月なのか、晴れているのに月が見えなかった。

–––今の話を聞いてる限りじゃ、もう1回バレーがしたいってようにも聞こえた–––

繋心さんの言葉を思い出した。

貴「したいよ…したいけどさッ！」

またも涙が溢れる。

貴「もう一度バレーしたら、今度はちゃんと“チーム”になれるの？…」

見えない月に問いかけた。

泣くのを堪えてなんとか涙を止めた。

部屋に戻って布団に入るが何回も何回も考えてしまう答えの出ない問いによって眠れない。

気づくと、太陽が昇り始めていた。

貴「はぁ…ほんと、情けない…」

清水side

昨日かけた目覚ましの音で目を覚ます。

今日の朝食担当である、かおりと雪絵を起こそうと起き上がると、依千花の布団が綺麗に畳まれているのに気づく。

しかし、部屋に依千花がいる様子はない。

清水「依千花ちゃん、どこにいったんだろう。」

とりあえず、朝食を作るために2人を起こした。

依千花side

眠るのを諦めて、夜のうちに溜まった衣類等を洗濯する。

学校ごとに分けて入れてあるので、混ざってしまわないように学校ごとに洗濯機を変える。

貴「この量はさすがに多い…」

どこの学校もベンチ入りメンバーしか来ていないだけ、マシなのかもしれないけど…

洗濯している間に昨日の夜にまわしておいた、タオル等の洗濯物を畳んで、学校ごとの籠に入れる。

そして、洗濯が終わったところから干していく。

貴「5校とも別に干せる所があるのに感激。」

洗濯物を終わらせ時刻を確認すると、まだ、朝食を作っているであろう時間だったので、手伝える事はないかと食堂に向かった。

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ありがとうございます！

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月・木曜に少し余裕が持て、水曜に時間が取れなくなりそうなので、更新曜日を変更させて頂きます。

火・金・土・日曜→本作品

月・木曜＋余裕がある日→もう1つの作品

という感じです。

毎度毎度、ご迷惑ばかりおかけしますが、
これからもよろしくお願いします！