③澤村の妹は青葉城西高校で岩泉の彼女【HQ】 (ページ23)

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#84！ページ23

依千花side

松川「岩泉～。依千花～。起きろ～。着いたぞ～。」

松川さんのその声で起きた。

が、

貴「一さん！起きてください！」

一さんが起きない！＝バスから降りる事が出来ない！

松川さんは、私が起きたのを確認して花巻さんと一緒にバスを降りてしまったため、私がどうにかするしかない。

貴「一さん！お～い！起きてくださ～い！」

体を揺らしてみても起きない。

え？どうしたらいいの？

戸惑う私にタイミングを見計らったようにバスに戻ってきた及川さん。

及川「岩ちゃんと依千花ちゃん遅いよ！って…岩ちゃんが起きないのね。」

貴「そうなんです。降りようにも降りれなくて。」

及川「依千花ちゃんのキスで起きたらするかな？」

何言ってるの？この人。

貴「そういうのいいんで、一さん起こしてくれませんか！」

私が少し怒り気味に言うと、ごめんごめんと言い、一さんを起こすため？か、一さんの耳元で何かを行ったもよう。
そんなんで起きるわけないじゃないですか。

私が少々ばかり呆れていると

岩泉「あぁ？」

一さんが起きました。

え？

及川「やっと起きた！ほら、早く出てあげて！依千花ちゃん困ってるよ！」

及川さんが言った事で、完全に目が覚めたようで、悪りぃと謝りながら席を立った一さん。

3人でバスから降りると先に外に出してもらっていた荷物と救急箱を受け取る。

すると、

研磨「依千花、久しぶり。」

研磨が声をかけてくれた。

貴「研磨！久しぶり！」

岩泉「えっと？」

貴「あ！従兄弟の研磨です！」

研磨「どうも。」

一さんに研磨を紹介する。

貴「それにしても、研磨が他校の出迎えするって珍しいね！」

研磨「クロに連れてこられたから。」

それから少し研磨と話していると、

◯◯「ヘイヘイへ～イ！お前らが青城か～？」

◯◯「木兎さん、うるさいです。それに、初めに名乗るのが礼儀です。」

木兎「そうだな！木兎光太郎だ！よろしくな！」

赤葦「はぁ。副主将の赤葦です。よろしくお願いします。」

えっ？今、赤葦って言った？

研磨「京治だよ。行ってきたら？」

貴「うん！」

青城メンバーで見えなかった京治のもとに走って行き

貴「京治！」

と言いながら、抱きついた。

京治「⁉依千花。久しぶり。」

急だったけど、慣れてるからかちゃんと受け止めてくれた。