4日目 陽が昇るころ ページ8
この日は朝になるのがとても遅かった気がした。
あのまま、時が止まってしまったのかと錯覚してしまったほどに――…。
「ジョーカー？入っていい？」
少しためらったけど、結局部屋の前に来ていた。
ノックをしても返事がなく、返事だけではなく人の気配すらしない。
「…入るよ？」
カギはかかっていなかった。
しん…とした部屋を見渡すと、何故か荷物が無くなっている。
焦りながらも冷静になろうといろいろなものを探ってみる。
すると、テーブルの上にメモが一枚おいてあった。
急いで手に取ると、そこには見慣れた、走り書きしてある文字が散らばっていた。
『みんなへ。
迷惑かけてごめんなさい。
俺は皆とは無関係の、知らない世界へ行こうと思います。
エース、ジャック。
ホントにごめんなさい。
謝っても許されないってことは分かってる。
だけど、謝ることしかできないから…。ホントにごめんなさい。
あと、キング。
ちゃんとチームまとめなきゃダメだよ。
偉そうなこと言ってるけど、俺はお前の言葉に助けられたんだ。
俺は、キングに助けられた。ホントにありがとう。
ジョーカーこと、加藤シゲアキより。』
ジョーカー…。
嘘でしょ？ってことは…
出てったってこと？
「こんなの…ありかよ」
ただ、立ちすくしていたら、いつの間にかキングが背後に立っていた。
「ごめん、エース。そのメモ、貸して…？」
「キング…」
そのまま、乱暴に俺からメモを取ると、動揺しながらもみんなを集めると言った。
そこから数十分後、皆はリビングに集まった。
しかし、誰も口を開かなかった。
暫くしてキングが沈黙を破った。
「ジョーカーは…シゲは…これでいいのかな…」
4日目 曇天（ちょっとグロいかもです。閲覧注意）→←3日目 陽が沈み始めるころ。
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ゆーこ - 面白い！！笑 ガンバ・ω・ (2016年4月30日 17時) (
レス) id: 9179d43836 (このIDを非表示/違反報告)
甘桜(プロフ) - ぴとで☆さん» 返信遅れてごめんなさい！！ありがとうございます！これからも更新が遅くなってしまうかもしれませんが、よろしくお願いしますm(_ _)m (2016年1月4日 11時) (レス) id: bf8fe169ff (このIDを非表示/違反報告)
ぴとで☆ - 面白いです！シゲが好きなのでこのお話大好きです^o^ 更新待ってます！無理しないで頑張ってください(*^◯^*) (2015年6月27日 23時) (レス) id: 16744bdbf8 (このIDを非表示/違反報告)
甘桜(プロフ) - 五関 柊華さん» コメントありがとうございます！！更新できるだけ頑張ります！これからもよろしくお願いします！ (2015年2月23日 16時) (レス) id: bbd6f2d372 (このIDを非表示/違反報告)
五関 柊華(プロフ) - 凄く面白いです！続きが気になります！笑 更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2015年2月23日 0時) (レス) id: 82e82354b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘桜 | 作成日時：2014年2月2日 16時
