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尊敬に値する。 ページ42

未だ「遣れ」『厭だ』を繰り返す私達を見て、遂にナオミちゃんが行動に出た。




「ま、まあまあ。一度、お茶でも飲んで落ち着きませんか?
Aちゃんは何がいい?」

『私、紅茶。』

「判りました。淹れて来ますわ。皆様は、何になさいますか?」




ナオミちゃんの問に、皆が口々に答える。
それをメモも取らずにナオミちゃんは笑顔で記憶していく。

もうあれだな。尊敬に値する。




『ナオミちゃん、私も手伝う。』

「あら、ありがとうございます。」



私達は2人で給湯室へ向かった。



『……ナオミちゃん、ってさ。』

「何ですか?」

『その……私の過去とか、気になったりしないの?』

「Aちゃんの過去? そうですわねえ、特に気になったことはありませんわ。」

『そっか。』

「気になってほしかったのですか?」

『真逆! ただ、その……、』



続きの言葉が見当たらず、濁したような云い方になった私を見て、ナオミちゃんはフフッと笑った。




「何かあったなら、聞きますわよ? 何時でも待ってますから。」

『……ありがと。』

「さあ、お茶の用意が出来ましたわ! 皆様に持っていきましょう。Aちゃんは、女性陣に配ってもらえる?」

『うんっ。』



ナオミちゃんは気を使ってくれたんだろう。私と国木田さんとの仲が、未だ険悪なのを知っていて。




「そういや国木田君さー、」


お茶を配り終わり、皆で仲良く(?)お茶会(ティーパーティー)をしている時だった。
太宰さんが何時もの調子で国木田さんに話しかけた。




「……なんだ。」

「どうして急に、あの仕事をAちゃんに回したの? 他の皆は知らないから、何も云いようが無いのだけど。」

「軍警側からの指名だからだ。」

「成程。で、内容は?」

ーー内容次第なら、他のメンバーでも出来るかもしれないよ?


と太宰さんはクッキーを齧りながら云った。





「それは無理だな。」

「如何して?」

「内容が────“女子高”への潜入捜査だからだ。」







国木田さんがこう云った瞬間、その場にいた全員(国木田独歩を除く)が一斉にAの方を向いた。
そして全員でこう思った。


ーーAしか出来る人がいない。と。

国木田君が女装するしか、→←おー、良く飛びました。



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こおりざとう(プロフ) - みるくてぃーさん» 確かにそちらの方が、後味も悪くなく(?)良い気がしますね…!次からは、もう少し幸せな終わり方を目指してみます。ありがとうございました。更新頑張ります! (2016年11月2日 21時) (レス) id: fb35e39608 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー - どうせならハロウィン『…っていう夢を見たんだ。』敦「やめて」って感じの方が…!でも面白かったので良し!!更新頑張ってください! (2016年11月1日 0時) (レス) id: acf5ab12fc (このIDを非表示/違反報告)
こおりざとう(プロフ) - 物部さん» 改めまして、物部さん。コメントありがとうございます!更新頑張ります!! (2016年10月30日 8時) (レス) id: fb35e39608 (このIDを非表示/違反報告)
物部(プロフ) - ネーム変更致しました。元サクヤの物部です_(._.)_改めて更新頑張って下さい! (2016年10月30日 0時) (レス) id: fcc84377d6 (このIDを非表示/違反報告)
こおりざとう(プロフ) - 黒兎さん» フォローありがとうございます!!面白いと言われると、私のやる気が上がります(笑)文才は無いですが、無いなりに頑張っていきます。 (2016年8月19日 7時) (レス) id: 78284aef9a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こおりざとう | 作成日時:2016年7月12日 22時

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