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私もシに場を探していてね。 ページ3

1人ブラブラと川沿いを歩いていると、綺麗な川を見つけた。



ーー嗚呼、そうだ。今日は此処にしよう。



日課ともなっているジサツを、今日は此処で実行しようと思った。


日課となっているジサツは……厭、まあ。ジサツが日課となるなんて異常だと思うのだけれど。







程よい速さの川は、私の心を動かした。


俗に云う【シにたがり】の私には、善い川を見抜くなんて朝飯前のこと。









『今日こそ、死ねるかなぁ……。』









私は1歩1歩、川へと近づく。









「莫迦っ! いったい何を……」









又だ。私が死のうとすると何時も誰かに邪魔されるんだ。









『又、死ねなかった。』









どうやら、今回私を止めたのは男の人のようだ。


私の呟きに驚く男の人は、私の目の前で少し息を呑んだ。



この行動にも慣れている。

私を止める人は、何時も決まってこう云うんだ。


ーー君みたいな綺麗な子が、どうしてジサツなんかするんだい?



きっと今回も……









「入水は、発見が遅れたら身体が水を吸って、パンパンに腫れるらしいよ。」



だからあまりお勧めしないのだよ。


彼はこう云って笑った。









『……えっ?』



今度は私が驚かされる番だ。





「それにね。若しも君がジサツしたいと云うのなら、1人で命は散らさずに私と心中してくれないかい?」


ーー私もシに場を探していてね。









男の人はフワリと笑い、私の頭を撫でた。


初対面の、それも怪しい男性に頭を撫でられるなんて……普段なら嫌悪感を抱くはずなのに、この時は不思議と、厭な気持ちでは無かった。

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こおりざとう(プロフ) - みるくてぃーさん» 確かにそちらの方が、後味も悪くなく(?)良い気がしますね…!次からは、もう少し幸せな終わり方を目指してみます。ありがとうございました。更新頑張ります! (2016年11月2日 21時) (レス) id: fb35e39608 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー - どうせならハロウィン『…っていう夢を見たんだ。』敦「やめて」って感じの方が…!でも面白かったので良し!!更新頑張ってください! (2016年11月1日 0時) (レス) id: acf5ab12fc (このIDを非表示/違反報告)
こおりざとう(プロフ) - 物部さん» 改めまして、物部さん。コメントありがとうございます!更新頑張ります!! (2016年10月30日 8時) (レス) id: fb35e39608 (このIDを非表示/違反報告)
物部(プロフ) - ネーム変更致しました。元サクヤの物部です_(._.)_改めて更新頑張って下さい! (2016年10月30日 0時) (レス) id: fcc84377d6 (このIDを非表示/違反報告)
こおりざとう(プロフ) - 黒兎さん» フォローありがとうございます!!面白いと言われると、私のやる気が上がります(笑)文才は無いですが、無いなりに頑張っていきます。 (2016年8月19日 7時) (レス) id: 78284aef9a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こおりざとう | 作成日時:2016年7月12日 22時

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