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15ー10 ページ46

「…ミクはその記憶を知りたいの?」
 
私はそう聞く。
ミクはすぐに返事をしてくれた。
 
「いや、どっちでも良いよ?
心が読めないとちょっと不安になっちゃうけどね!
別に体に支障とかは無いし大丈夫!」
 
「そっか」
 
「ねえA、これお姉さん?」
 
ミクはとある写真に指をさす。
それは男の姿のお姉ちゃんだった。
もしかしてミクはこれを見て、お姉ちゃんは男だって思ったのかもしれない。
昔の記憶は関係ないのか…?
 
「え?うん
昔はこんな格好だったんだ
今じゃありえないなあ」
 
「そうなんだ…」
 
「また会ってあげて
すごく喜ぶと思うから」
 
「うんっ!」
 
そろそろ帰らないとダメかもしれない、ふとそう思った。
私はスマホの電源をつけuntitledを開く。
 
「ミク、そろそろここから出るね」
 
「あ……わかった!
じゃあね!
 
もう浮気なんてやめてよ?」
 
「してないってば
ミクも学校で出てくるのはやめてよね」
 
「うっ…わ、わかったあ…」
 
「ふふ、じゃあまたね」
 
「うん!ばいばーい!」
 
仲の良い友人と別れる時みたいに手を振り合う。
 
私は片手でuntitledを止める。
 
すると心地よい光に包まれる。
 
私はセカイから出た。
 
_______________
2022/08/04:1100hit感謝です!!!

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設定タグ:プロセカ , 初音ミク , 百合   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:テア | 作成日時:2022年6月24日 18時

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