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「…Aは!!!
アイドルやバンドの方が好きなの?!
ミクのこと…嫌い?」
「嫌いじゃないに決まってるでしょ?ミクの事好きだよ
あと…あ、あれは…嫌われたくないから…
嘘の仮面を被ってるだけで…」
「…本当?
……ミク、Aと他の奴が話してるのやだ
だって2人だけのセカイがある意味がないでしょ?
ミク………Aのことが大好きなんだよ…
何で他の人間と仲良くするの…?」
黒いワンピースを揺らしながら私に近づくミク。
その姿は美しくも儚かった。
どうしてだろう、私の中のミクはこんなミクなんだと思う。
私の想いと、私の持っている『初音ミク』の想いからできたミク。
私は「私だけのミクと一緒にいたい」という想いを持っているのかもしれない。
でも、『初音ミク』………いや、『ミク』の想いは何なのだろう。
ミクの想いがわからないと、こちらも対処しようがない。
ミクが私といたいというのは、私の想いからだろう。
でも、ミクが私を支えてくれたり、守ろうとしてくれるのは…
ミクにそういう想いがあるから…?
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2022/08/02:1000hitありがとうございます!!!
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作者名:テア | 作成日時:2022年6月24日 18時