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11ー3 ページ23

「…ミクは、これは何だかわからない
……けど、安心する……なんでだろ」
 
自分の姿を見るともう元通りになっていた。
…あの曲を聞いたから?
Aと同じ様にミクも何かが変わったの?
………でも、良かったな。
Aってあんなに歌うのが上手なんだ。
てっきり嫌いなのかと思ってた。
 
壊れかけていたセカイも元通りになっている。
優しく包んでくれたカーテンも元の位置に戻っている。
 
キラキラとしたハートはやはり少しひび割れていた。
 
ここに来た時は…ひび割れ一つもなかったのにな。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「………ミクっ!」
 
「…っ!」
 
後ろからぎゅうっと抱きしめられる。
…温かいな。
ミクには無い暖かさ。
 
 
 
心地良いな。
 
 
 
「…どうして、戻ってきたの?」
 
わざわざ心配させたのかな。
申し訳ないなぁ…
ダメダメだ。
ミクがAを支えるはずなのに。
 
俯きながらAの返事を待った。
 
「そりゃあ…………
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ミクのことが大好きだから」
 
そう、はっきりとAはミクに言ってくれた。

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設定タグ:プロセカ , 初音ミク , 百合   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:テア | 作成日時:2022年6月24日 18時

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