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４ー３ ページ24
「ーであるためー…」
「………」
今は４限目、なんとなく授業を受けてる。
朝は忙しくて考えてなかったが、昨日の『あの』ミク、
絶対に何かがおかしい。
黒いワンピースに、紅い瞳。
あれは、私の中のミクとはきっと違う。
あれが私が望んでいた本当の、ミク？
すぐにボロボロになりそうで崩れてしまいそうなミク。
あんなミク、見たことない。
本当にアレがミクなのか？
髪の色は変わっていなかったが、自信がなくなるくらい雰囲気が違う。
…でも、今日も会いに行かないと。
「では、今日はここまで
号令をかけてください」
また、なんとなく授業が終わる。
「はあ、わからない…」
そうポツリと呟いた。
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作者名：テア | 作成日時：2022年5月20日 21時
