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(……もう何ヶ月もミクと会ってないな)
私は口には出さず、そう心の中で呟いた。
呟いたと言うより、吐き出していたのだ。
目の前が真っ暗になってしまった今、もう私には本当の自分を許してくれる相手はいなかった。
「哀露さん、気分悪いの…？
顔が真っ青だよ…？」
「あ…だ、大丈夫！
今日の小テストの勉強で徹夜しちゃったんだ〜」
「ええ？！小テストに勉強？！
流石哀露さんってかんじ！尊敬〜」
「はは…」
的確に相手に対応して、相手に信頼してもらえて、何でも頼ってもらえて、迷惑をかけなくて、勉強もできて、明るくて、褒められて。
(いつも通りだ)
(…ミクが、いなかった時と変わってない)
「…」
私は休み時間の終わり頃、椅子から立ち上がって、女子トイレへ走った。
そして自分の顔色を見る。
「………ほんとだ、真っ青
…まあでも、肌が白いからかもしれないし…
………心配させちゃったな…」
そうため息混じりに呟いた。
そしてまた急いで教室に戻る。
私の本当の理想とは何なのだろう。
勿論皆んなに嫌われたくない。
でも、好かれたいわけでもない。
では結局のところ、誰とも関わらなければ私は幸せに生きていけるのではないのか。
否、そういうわけでもないとわかっている。
(…私は1人じゃ生きられない。
それは私が自己中で我儘だから。)
それなら視点を変えて、1人で生きていけるように努力したら良いのでは。
(…どうやって？
1人で何かを成し遂げた事なんて一度もないのに？)
何故私は自分を守る事を優先するのだろう。
何故昔のままでいたいのだろう。
変わりたいけど、変われない。
いや、
(………そうだ、私はきっと
＿＿＿＿＿本当は変わりたくないんだ)
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テア(プロフ) - ravitoさん» ありがとうございます！！めちゃめちゃ嬉しいです！！！ (2023年3月15日 10時) (
レス) id: e47cfdfc3f (このIDを非表示/違反報告)
ravito - 狂おしいほど好きですこの話！！ (2023年3月5日 16時) (レス) @page15 id: 194de91936 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：テア | 作成日時：2022年11月7日 10時
