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駿佑side


あ「家族もいない私に居場所をくださるなんてありがたいです。」


駿佑「…。」

悪化しとる。
俺らのことを拒否しないのはまだいい。
考え方は、自分優先ではないものの悪くはないかな。

ただ、俺らのことを信じるっていうのはゼロ。
近づいてこようともしない。

言われた通り、言われたから、っていう。



淳太「うん、もっとラフでもええのに。」


あ「そんな失礼なことできませんよ、淳太さん。」


淳太「俺は、気にせえへんで。」




『淳太さん』

その言葉も刺さる。
お兄さんとは呼ばない。ただの引き取ってくれる相手。









あ「今日は、ありがとうございました。」


室「面会は、終了でお願いします。」


外で待機してたであろう、室先生。
Aちゃんの言いたいことを代弁しただけで俺らを追い出したいわけではないと思う。






謙杜「ほら…みっちー帰るで。」


駿佑「分かっとるって。バイバイ、Aちゃん。」


あ「さようなら。」








病院の廊下で、長尾に慰められる俺。
明るく振舞ったもののショックを隠しきれていない恭平。
一言も話さない流星くん。
長尾は、表情を崩さないことに必死だ。

冷静な淳太くん。
話を聞いていて帰ってきたらしい大吾くん、神山先生。









智洋「あんな、道枝。一条と上谷は桜庭さんが足を滑らせて落ちたとしか言わへん。」


駿佑「予想はついてた…。」


智洋「目撃者は、その二人しかおらへん。これ以上は…なんとも。」


駿佑「Aちゃんがなんであんなところにおったんかは何にも言わへんの?」


智洋「私たちと恋バナしてたんやって。」


駿佑「…そうですか。」





どうしたらええんや。
あいつらに、真実を聞くには…。


謙杜「近寄ればええんやろ?」


駿佑「は?」


謙杜「心開かせればええねん。」

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のんはる(プロフ) - たおさん» ご丁寧にありがとうございます!頑張ります(*'▽') (2018年11月29日 19時) (レス) id: 5ee26f0f5c (このIDを非表示/違反報告)
のんはる(プロフ) - 優愛さん» ありがとうございます!頑張ります! (2018年11月29日 19時) (レス) id: 5ee26f0f5c (このIDを非表示/違反報告)
たお - のんはるさんのお話始まって嬉しいです!!更新楽しみにしてます!頑張ってください。お体にも気をつけてください (2018年11月28日 21時) (レス) id: b4572698e8 (このIDを非表示/違反報告)
優愛 - テスト、お疲れ様です!作者さんのペースでいいので更新頑張ってください!応援してます (2018年11月28日 21時) (レス) id: 80b561b77a (このIDを非表示/違反報告)
のんはる(プロフ) - たおさん» はい、期待に応えられるよう頑張ります!! (2018年11月14日 19時) (レス) id: 5ee26f0f5c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のんはる | 作成日時:2018年10月11日 19時

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