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駿佑side


魂が抜けたかのように3人で登校。



Aちゃんが来るまではこれが普通やったんやで?
何でこんな寂しいんやろ。隣のぬくもりがないのが悲しいんやろ。








教室についても机に突っ伏してるだけ。





なんか、女子が声かけてくるけど入ってこおへん。
Aちゃんがおらんから俺らに近づきやすいんやろうか。



それやったら、いい加減にしてほしい。









駿佑「なあ、上谷さんと一条さんは…?」


女子「え、来てるよ?何でそんなこと聞くの?」


駿佑「ううん、いつも二人がいるのに変やなあ思て。」

来てる?学校に?
昨日あんなことがあって…平然と。







怒りを抑え、授業を受けるというよりかは聞き流し放課後。
普段通りにある部活も休んだ。3人で。





智洋「あ!3人ともおった!!Aちゃんの目が覚めたって。」


3人「ほんまですか!!」


智洋「ただ…ひどいで。」


謙杜「な、何が?」


智洋「失った記憶がひどすぎるんや。」


謙杜「は?」


智洋「それでも行きたいんやったら、連れてったろ。」


3人「行かせてください。」









in病院



智洋「桜庭さん、落ち着いとる?」


室「一応…。」


智洋「病室入っても大丈夫?」


室「…どうぞ。」


智洋「ええって。」




ガラッ



智洋「桜庭さん、担任の神山です。」


あ「誰…?」



頭まで布団をかぶり、震えているAちゃん。
怖いんやろな。


駿佑「こんにちは。同居してる道枝駿佑っていうんや。」


謙杜「あ、僕も同居してる長尾謙杜。高校1年生。」


流星「大西流星。高校2年生や。」







あ「同居ってどういうこと…?」







室「人は楽しい記憶ほど失いやすい。Aちゃんの記憶は中学3年生で停止しています。」


智洋「家族を失ったときの記憶ってことか…。」


室「もう一つ、この子は楽しかった記憶をすべて失い人間不信状態です。」


駿佑「ダメなん…?」


室「まずは、声をかけてあげてください。少しでも心を開いてもらえるにはこのくらいしか。」


3人「はい…。」


室「担任の先生は、こちらへ。中間さんも来ています。」


智洋「分かりました。」


恭平は、大学で今向かっているらしい。









お話、してくれるかなあ。



駿佑「名前、教えてくれへん?」

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のんはる(プロフ) - たおさん» ご丁寧にありがとうございます!頑張ります(*'▽') (2018年11月29日 19時) (レス) id: 5ee26f0f5c (このIDを非表示/違反報告)
のんはる(プロフ) - 優愛さん» ありがとうございます!頑張ります! (2018年11月29日 19時) (レス) id: 5ee26f0f5c (このIDを非表示/違反報告)
たお - のんはるさんのお話始まって嬉しいです!!更新楽しみにしてます!頑張ってください。お体にも気をつけてください (2018年11月28日 21時) (レス) id: b4572698e8 (このIDを非表示/違反報告)
優愛 - テスト、お疲れ様です!作者さんのペースでいいので更新頑張ってください!応援してます (2018年11月28日 21時) (レス) id: 80b561b77a (このIDを非表示/違反報告)
のんはる(プロフ) - たおさん» はい、期待に応えられるよう頑張ります!! (2018年11月14日 19時) (レス) id: 5ee26f0f5c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のんはる | 作成日時:2018年10月11日 19時

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