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駿佑side



駿佑「え?」


この状況に驚きを隠せなかった。
叫び声を聞いて、来てみるとぐったりと倒れこんでいるAちゃん。

頭からは血が流れている。

上を見ると一条さんと上谷さんがあわあわした様子の演技をしていた。
よく見ると、笑っている。




一条「あ、駿佑くん…桜庭さんが足を滑らせて落ちて…。」


駿佑「嘘やろ…Aちゃんのこといじめとったのお前らやったんか。」


一条「違うわよ。」


駿佑「何で、平然としとるん?笑っとるん?」

怒りが抑えられない。
手をあげそうになったその瞬間。


謙杜「みっちー、やめろ!!」


長尾の声に正気に戻った。
後ろには、神山先生もいる。


智洋「道枝、救急車…呼んだからな。安心しい。」






俺にも気力がなくなった。
少したって、救急車に吸い込まれていくAちゃんを眺めた。


駿佑「神山先生…俺もついていかせてください。」


智洋「道枝、それは無理や。」


駿佑「嫌や!!」


智洋「冷静になってら言え。」


低い声で、そう言われ付き添いとして神山先生が救急車に乗った。
全校生徒がその様子を見ている。

一条と上谷は、教師たちに連れていかれた。
真実は、あの二人しかわからない。
あいつらがいじめてたのなら真実は、言わないつもりだろう。





謙杜「みっちー、無理やった…。」


流星「生きてるよな、生きてるよな?」

流星くんは、もうパニック状態。
長尾は、自分の行動への後悔。
俺は、俺は、あの二人への怒りが収まらなかった。

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のんはる(プロフ) - たおさん» ご丁寧にありがとうございます!頑張ります(*'▽') (2018年11月29日 19時) (レス) id: 5ee26f0f5c (このIDを非表示/違反報告)
のんはる(プロフ) - 優愛さん» ありがとうございます!頑張ります! (2018年11月29日 19時) (レス) id: 5ee26f0f5c (このIDを非表示/違反報告)
たお - のんはるさんのお話始まって嬉しいです!!更新楽しみにしてます!頑張ってください。お体にも気をつけてください (2018年11月28日 21時) (レス) id: b4572698e8 (このIDを非表示/違反報告)
優愛 - テスト、お疲れ様です!作者さんのペースでいいので更新頑張ってください!応援してます (2018年11月28日 21時) (レス) id: 80b561b77a (このIDを非表示/違反報告)
のんはる(プロフ) - たおさん» はい、期待に応えられるよう頑張ります!! (2018年11月14日 19時) (レス) id: 5ee26f0f5c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のんはる | 作成日時:2018年10月11日 19時

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