幽霊になったはいいものの、イケメンに憑くことになりました (ページ4)

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加瀬舞花ちゃんは、なんと同じ学校の生徒だった。
舞花ちゃんが幽霊になった理由は簡単。残りの人生分の生活をしたかったから。

舞花「私ね、死にたくて死んだわけじゃなくてね。ムカつく教師がいて脅しで飛び降りでもしてみようかと思ったら打ちどころ悪くて死んじゃったんだよね(笑)」

あ「もしかして、舞花さんって美術部でした？」

舞花「うん。そうだけど…。あれ、まさかAちゃんも！？」

あ「そうです。顧問の教師に痛い目合わせてやりたくて。」

舞花「え～、やばい。私たちそっくり！じゃあ、小瀧くんに憑いたのも偶然？」

あ「ネットで知り合った望さんが小瀧さんでした。」

舞花「私は癒し系の関西イケメン！！って頼んだら濵ちゃんだったんだよね。」

あ「ああ…。確かに癒し系イケメンですね。」

望「一回死んだと思えんくらい舞花ちゃんは明るいよな。」

舞花「そうそう！！死んでから髪染めたし！！死んじゃったものは仕方ないよね。」

あ「その考え方、見習います！！」

崇裕「これでもうのんすけから変な奴扱いされんで済むわ。」

望「一人でしゃべってたんも急にリアクションするのも舞花ちゃんがおったからなんやな。」

舞花ちゃんとすっかり仲良くなって。さらに死ぬ原因まで一緒なんて…。
死ぬ要素そっくり！！仲良くなるのも当然だよね。

それで望さんと濵田さんと舞花ちゃんと仕事場へ。

今日の仕事は雑誌の撮影なんだそうで。
本当に芸能人なんだな…。そこで舞花ちゃんと決めたのは…。

舞花「今日からさ、せっかくだしメンバーの皆も私たちのこと見えるようにしようよ！！」

あ「え、それめっちゃ霊力つかわない？」

舞花「5人くらいならそんなに。それに2人でやるんだからね！！」

あ「いいね！！」

望「いいねやなくてさ。幽霊やぞ？」

あ「死んじゃったものは仕方ないでしょ！！」

舞花「私も死んでからプラス思考になったし。」

崇裕「ほんまにすごいよな。尊敬するわ(笑)」