イケメンさんと私の寮生活2

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その後、私がやったことはお母さんと晩御飯を作ってみんなに食べさせて、お風呂に入るように促して、斗亜くんに着替えを貸して(屈辱ながら私の服のサイズがぴったりだった)、私のベッドに斗亜くんを寝かしつけた。


あ「いや、母親か！！」


母「素敵なお姉さんみたいだったわよ。はい、ホットミルク。」


あ「ああ、お母さんありがと。あ、これ…。」


母「え、プレゼント？ありがとう。Aにはお世話になってばっかりね。」


あ「別に好きでやってるようなものだし、いいって言ってるのに給料も送ってくれるし。」


母「あら当然でしょ。代わりに働かせているんだから。」


あ「気にしなくていいのに。」


母「じゃあ代わりにまた帰ってくるときにお土産いっぱい買ってくるわね。」


あ「いや、そういうのいいからさ…時間あるときに帰ってきてくれると嬉しい。あと長期休みに福岡に遊びに行かせてよ。」


母「え…？」


あ「あ、ごめん。迷惑だよね。気にしないで。」


母「いやあの、嬉しくて…。Aって早くに自立したというか離れていったから、気にしてないと思ってた。」


あ「それでも私、まだ高校生だもん(笑)」



なんか恥ずかしかったけど、本音をちゃんとお母さんに伝えられた気がした。
そして、久々に親子としての会話を交わしたような気がした。私ってやっぱりなんかずれてるかも。

恥ずかしさを隠すように『寝るね』と伝えて自分の部屋へ。

そこでベッドを斗亜くんに占領されているのに気が付いて床にへたり込んでいる。
床で寝るか。もう面倒だよ。てか斗亜くんの寝顔可愛いな！！天使かよ！！




大吾「A〜斗亜の寝顔見に来た〜。」


あ「お帰り下さい。あと斗亜くんのことであって間もないのに呼び捨てにしないで下さい。」


大吾「かっ、可愛い♡」


あ「はいはいはい。お帰り下さいね〜。」


大吾「あれA寝るところないやん。俺の部屋使ってええで。


あ「え、申し訳ないですよ。」


大吾「どうせおおにっちゃんのベッドで寝るし。あ、今日はこの部屋で寝るわ。斗亜の寝顔写真撮っとかな！」


あ「自分の部屋で寝てください。もう縁切りますよ。」



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高校生活が忙しすぎて、『証拠』を予約するのを忘れていて手に入れ損ねた作者です。ショックすぎる。過去の自分を恨みます…。『証拠』の感想とかあったら買った人教えてください。

のんはる

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