イケメンさんと私の寮生活2

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結局選んだのは大西さんが最初に提案してくれたマグカップだった。
可愛いペンギンモチーフで二つのマグカップを合わせたら絵柄が…みたいな。


あ「メッセージカードも買っておこう。寮のみんなも書くかな？さすがに書かないか(笑)」


流星「いや、Aのお母さんは前の寮母さんやしみんな伝えたいことあるんちゃう？」


あ「じゃあ大きめの色紙も一緒に買っておこう。これ買い終わったら帰りましょうか。付き合わせちゃってごめんなさい。」


流星「…嫌や。もっと二人で一緒におりたい。」


あ「え？じゃあ少しお茶でもします？」


流星「うん！！」


あ「とりあえず買ってくるので待っててください。」


流星「わかった〜。」


『変なの』と不思議に思う。私ともっと一緒にいたい？いつも寮で一緒にいるのにね。
とりあえずいいデザインのメッセ―ジカードも大きめの色紙も買えた。ついでに大西さんへのお礼の品を…。


流星「なあなあ、あそこのパフェ食べたい！！」


あ「やっぱり大西さんは食べるものも可愛いですね…。女子力はぼろ負け。」


流星「Aは料理とか家事もできて世話焼きやから女子力めっちゃ高いと思うで。」


あ「女子力の塊みたいな人に褒めてもらえてうれしいです。」


流星「タピオカもあるで！！」




カフェで一息。大西さんはイチゴがいっぱいのパフェを嬉しそうに眺めて写真に収めてから食べ始めた。私は抹茶パフェをチョイスしました。これでも女子力負けてる気がする。
食べ物を写真に収めるっていう習慣なんてあるわけないからね。

見た目が可愛いパフェは味も美味しかった。

パフェをあっさり完食し、セットで注文した紅茶ラテを飲む。
大西さんはセットでタピオカイチゴミルクを注文。女子力が高い。




あ「大西さん、今日は付き合ってくれてありがとうございました。これあげます。」


流星「リストバンドやん！！」


あ「趣味でバレーボールをやると聞いたので。よかったら使ってくださいね。」


流星「ありがとう！！めっちゃ嬉しい…。あ、僕もこれAに。」


あ「髪飾り…。あ、こんな可愛いの持ってない！！JKみたい！！」


流星「迷惑ちゃうかった？」


あ「いえ、むしろありがとうございます。紺のリボンだから何でも合いそうですね。」


流星「Aが喜んでくれてよかったわ。」

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