私の部屋には入らないで下さい！！3

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望side

カランッと音を立ててAのズボンのポケットから落ちたのは


望「…Aの部屋の鍵。」


大毅「なあ、神ちゃん。Aには悪いんやけどな行ってみる？」


智洋「部屋？いや…。Aが俺に入ってほしくないんやろ？呪いの部屋とか言っとるし…。」


大毅「神ちゃん、Aが必死に隠してる秘密は俺らメンバーは知ってんねん！！」


望「結構、序盤のほうでな(笑)」


大毅「別に知って損するものでもないんやから！！知ってる方がええ！！」



そう言って、寝てるAを確認してからシゲが神ちゃんの手を引いてAの部屋へ。
もちろん、俺もついていく。

この瞬間は、見届けたい。歴史的瞬間とかそんなんやないけど(笑)




大毅「鍵、開いたで。開けてええ？」


智洋「俺は、見てええの？Aが俺にはどうしても教えてくれんかったんやで？」


大毅「Aが寝てて、鍵が手に入って…。これ以上のチャンスはないで。」


望「神ちゃん、Aのこと好きなんやったら全部知っとくべきやで。」


智洋「Aがおらんのに、許可貰ってないのに…。でも、俺も知りたい。」


大毅「じゃ、開けるな。」




ガチャッ

扉が開いて、その中に広がっているのは正真正銘緑色ジャス民の部屋。
神ちゃんは、何も言わず、近くのポスターに触れた。





智洋「俺がお兄ちゃんになってから集めてくれたん？違うよな…。過去のカレンダーもある。」


大毅「俺から言うことやないけど、Aは元から神ちゃんのファン。緑色ジャス民やってん。」


望「バレたら嫌われるとか思ってたんちゃう？」


智洋「ほんまに？え？…Aが俺のファンとか嬉しすぎる。何で言ってくれんかったん！！」


もー、と言いながら嬉しそうに笑って神ちゃんは俺とシゲの肩を叩いてきた。
神ちゃんは、Aが自分のことを好きでいてくれたことが嬉しくてたまらないんやろな。

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