執事くんはお友達でもある

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駿佑side



駿佑「えっ！？長尾が帰ってきてない？」


あ「そうだよ、どうしたの？いつも一緒に帰ってくるじゃない。」


駿佑「俺は、代理で会議に…。」


恭平「俺は他校の女子に告られてた。」


あ「え、OKしたの？」


恭平「AちゃんがおるのにOKするわけないやない。」


あ「ありがとう…いや、そうじゃなくて！！」

西畑家が、ドタバタ状態。

正門くんがバタバタしながら、もしもの時に長尾に持たせていたという連絡用のマイク？に声をかけ続けている。

あ「何で？さすがにその時間に学校出たんなら…。」


恭平「寄り道するんなら連絡は来るよな？」


駿佑「長尾が仕事放棄して寄り道とかで遊ぶことはないやろうし…。」









そんな会話をしていると、大吾様が帰ってきた。

本日は、お父様が働いている様子の見学をしていたそう。
次期社長の見学ということで会社の引き締まりようが半端なかったそう。









大吾「…正門から聞いたで。」


あ「お兄さん！！」


大吾「これは、誘拐の可能性がある。」


あ・駿佑・恭平「「「誘拐！？」」」


あ「誘拐なら、何で私のこと誘拐しないの！？」


大吾「さすがにAを誘拐するのはレベルが高いから、情報目当てなら執事狙う方がええやろ。」


あ「身代金目当てではない…てこと？」


大吾「そうやな。正門やって、一回誘拐されたんやで？」


あ「正門くんが！？」


大吾「これは覚悟しな。」

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