イケメンさんと私の寮生活 (ページ4)

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みんなに、きちんとお弁当を渡して登校。

女子の視線が痛い。痛すぎる。
そりゃあ、大西さんがカレカノのふりするんならって手つないできますけど？

私、付き合ってないと言えたらどんなに楽なんだろう。
そうしたら、大西さんが告白されまくって大変だからなあ。
今でも、「Aちゃんやめて私にしない？」的な告白があるらしい。大変だね。

あ「大西さん、女子の視線が痛い。」

流星「ええやん、別に。学校は行ったら大西さん呼びなしやで。」

あ「はいはい、流星先輩。」

流星「いつも、なんかごめんな。」

あ「いえ。流星先輩が辛い思いするのは耐えられませんから。」

流星「こうしてるのは、それだけじゃないんやけど。」

あ「そうなんですか？」

流星「まあ、ええわ。もう着くな。また、昼休みに行くな。」

あ「分かってますよ。」

下駄箱に行くと、毎日入れられている嫌がらせの手紙。
滝のようにあふれてくる。

多少のケガや呼び出しは覚悟の内だ。
寮母なんだから、ちゃんとみんなの役に立たなきゃね！！

in教室

？「あ、おはよーさん。」

？「おはよ、A。」

あ「おはよ。」

この二人は、友達の高見菜月(タカミナツキ)とその彼氏の道枝駿佑くん。
菜月も彼氏がモテるからお互いのことを理解できるいい友達。

菜月以外に友達いないんだよね。信じられなくて。

あ「はあああああああああああああああああああああ」

菜月「今日はどうした？」

あ「あのさ、平野さんがさ…。」

菜月「うん。」

駿佑「大変やなあ。」

寮母してること知ってるのもこの二人。