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「目を覚ましたぞ」
「若様！目を覚まされました！」
「大丈夫？見える？」
あれ…ここはどこだろう…
私…死んでないの…？
あれ…私って、誰？
『あなたは、？』
「僕は深澄真」
『えっと…私…は…………』
「…」
「…」
「…………？」
あれ、私って…私って……
『……誰だっけ』
「…記憶喪失か」
「取り敢えず、これを羽織って下さい」
そう言って黒髪のヒューマンがくれたのは、黒いカーディガン。
『…あ、』
黒で思い出した。
私、烏だ。
「どうしたの？」
『私、烏だ』
「烏？」
あれ、にしてもなんでヒューマンの姿を…？
私が自分の体を見て不思議そうにしていると、真さんが「ごめんね、僕と契約しちゃった」と言っていた。
『…あぁ』
そういう事か。
「若様、この娘にも名前をつけてあげたらどうですか？烏じゃ呼びにくいでしょう」
「名前？う〜ん…」
名前…名前つけてくれるのか…！
『名前…！』
「う〜〜ん」
『名前…！』
「…そうだ！Aなんてどう？」
『A…！！』
「若様、その名前にどういった意味が？」
「特に理由はないけど、」
ないんだ……
「可愛いだろ？」
『可愛い…』
「あ、ごめん！嫌だった？！」
ううん…寧ろ嬉しい！
『私、Aです！！！』
「めっちゃ気に入ってる…」
私の…名前…！
「私の事は巴と呼べ！」
「私は澪と呼んでください！」
『巴と澪…可愛い名前だ…！！！』
竜と蜘蛛の気を感じる…
『2人の名前も真さんが？』
「うん…いきなり言われたから即興で考えた名前だけど…2人とも気に入ってくれてる。」
『へー…ネーミングセンスいいんだね』
「そ、そう？」
私は首を縦に振った。
⚪︎
『若様、魔法の練習してるの？』
「うん…まだ完全に使い切れてなくて」
『………嘘だ』
だって、昨日見た時は威力が規格外だったもん…！
だから私も“若様”って呼ぶ事にしたし
「Aは何か得意な魔法ある？」
『私は、羽作ったり…かな？』
「へー！飛べたりするの？」
『うん、飛んだりする。あとは尖らせて武器にしたり…？』
羽で風を吹かせるのは得意だけど、強大な風を吹かせられたら弱いんだよね…
……まぁ、全部昨日巴と戦って分かった事だけど
頑張って魔法の練習をしてる若様の横顔、かっこいい…！
「(なんかめっちゃキラキラしてる…)」
⚪︎
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鵺だ!!(プロフ) - まじで無いっすよね…作者さんありがとうございます引き続き頑張って下さい！！ (2021年11月15日 5時) (
レス) @page2 id: 25c6ab35d3 (このIDを非表示/違反報告)
霊那 - 夢小説無いですよね！だから見れて良かったです！続き頑張って下さい、楽しみにしてます (2021年9月10日 10時) (レス) id: ae8db34bdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kabi | 作成日時：2021年8月28日 20時
