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side_Hokuto
目が覚めていつもと違う天井が広がることに
若干驚きつつも、それでも脳は昨日の事情を
ゆっくりと俺に思い出させた。
隣に慎太郎の姿はなく、
起き上がり辺りを見渡しても誰もいない。
不安から少し心が疼いて、
俺はとりあえず服を着て表に出た。
そしてその瞬間、安堵から大きなため息をつく。
外では慎太郎が4、5人の子どもたちと
楽しそうに遊んでいた。
「慎太郎」
「あ、北斗！おはよ」
慎太郎は俺に気づいてこっちに来ようとしたが、
子どもたちに捕まり身動きが取れなくなっていた。
そんな微笑ましい光景に、
俺は呆れながらも笑いがこぼれた。
「ちょっと離して…あっ！ひっぱらないの！
…っておい！噛むな噛むな！！」
子どもたちと遊んでいる…というより、
子どもたちに遊ばれている慎太郎の姿からは、
昨晩のことなど想像もできない。
でも、俺の身体に残る紅い痕が
その事実を俺に夢ではないのだと伝えてくれる。
俺は巻き込まれないよう、
そんなことを考えながら慎太郎のことを眺めた。
しばらくすると子どもたちは各々の家に戻り、
やっと慎太郎も解放された。
朝っぱらからかなりの汗をかいた慎太郎と
ようやく触れられる距離にまで近づく。
「お疲れさま」
「いやー、
少し遊んでやろうと思っただけなのにな」
「かなり遊ばれてたね」
「子どもって恐ろしいわ」
そんなこと言いながらも嬉しそうな慎太郎は、
本当に優しい人だ。
「…昨日あんだけヤって翌朝こんだけ動ける方が
恐ろしいけどね」
「え？なんか言った？」
「いや、別に」
「そっか…ねぇ！腹減った。なんか食べよ？」
「そうだね」
町で適当に食料調達して簡単な朝飯を作って
それをふたりで食べる。
ありふれた穏やかな朝は、
俺に大我の存在を少しずつ忘れさせた。
．
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ま り ゅ 。(プロフ) - 会場にいました !! 面白かったです 、次回作もとても楽しみにしております ^ ^ (2019年5月3日 21時) (
レス) id: 175c974560 (このIDを非表示/違反報告)
りほ(プロフ) - HARUTOを感じさせるところがたくさんあり、とても面白かったです！お疲れ様でした！ (2019年5月2日 21時) (レス) id: 8fe4720d0e (このIDを非表示/違反報告)
あいたん(プロフ) - お疲れ様でした！とても楽しかったです。実は私も大阪でズドンしてました笑この作品の世界観がとても好きで、毎回更新を楽しみにしてました！次の作品も楽しみにしてます！ (2019年5月2日 18時) (レス) id: 634aec9d51 (このIDを非表示/違反報告)
きゅうり｡(プロフ) - いつも更新お疲れさまでした！こういう雰囲気の小説初めて読んだんですが見事にハマりました！私の好きなCPが両方入ってて更新される度に見るのが楽しみでした！次回の作品も楽しみに待ってます！ (2019年5月2日 11時) (レス) id: 9dc82746ac (このIDを非表示/違反報告)
紅の三角#苺日和 - お疲れ様でした!!毎日の楽しみになっていた月華。前作から読んでいて、さいかさんの書き方そのままうつしたいぐらい好き…次作楽しみに待ってます♪ (2019年5月1日 23時) (レス) id: ccec864579 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さいか
| 作成日時：2019年3月17日 18時
