ヒーローの在り方とは vol.6【僕のヒーローアカデミア】 (ページ19)

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期末テストとは151 ページ19

まず動いたのは先生だった。

己に近づけさせない為か、捕縛のためか
…いや、両方だろう。

先生と私たちの間に壁を作り、
且つ私たちへとセメントを仕向ける。

「…っ！」

間一髪､私が木で壁を作ったことによりそれは免れた｡

「ナ、ナイス草凪！」

「…そういうのは後。」

「お、おう…！」

賞賛の声が送られるけど正直それどころじゃない。

何も策がないまま先生に挑むのは無謀だ、
時間がいる。

私は二人に手で移動するよう伝え移動を始める。

…どこもコンクリの建物ばっかだな…！
隠れは出来るけど見つかったら終わりだ

「おい、草凪！
移動するのはいいけどどうするんだ!?」

「…正直、場所と先生の個性を
考えると戦闘は避けたい。
『誰か一人がこのステージから脱出』する方が
賢明だと思う。」

「なら、草凪が脱出した方がいいんじゃねえか!?
足に〝個性〟使ってさ！」

走りながらそんな会話をしていると

「言い忘れてたけど、我々教師陣も君らを…」

前方にコンクリの壁が出来ていく。

「本気で叩き潰す気でいるからね。」

後ろを見ると後ろからも壁が。

「しまった！」

「クソ！出るぞ!!」

……起こって欲しくないことが起きちゃった…

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