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体育祭とは100 ページ14
『形勢逆転だああ!!』
…よし、仮説だったけど上手くいったな。
「(爆破できねえ…いや、
てめえ今までこんなん使ってなかったじゃねえか!!
手ぇ抜いとったんか!!クソが!!!」
爆豪くんが私にそう怒鳴る。
「まさか、私はいつも全力よ…！」
これは本音だ。
それ故に人に使うのは時期を見計らっていたのだ。
今回は爆豪くんの予選、騎馬戦の様子を見て
爆破の原理は汗にあると考えた私は
彼が個性で殴り飛ばそうとした一瞬、
彼の拳に触れて汗腺の弱体化をした｡
でも弱体化の調整はからっきし。
全力でしたから制限時間は一分がいい所だ。
この一分間で…片をつける…！
右腕のみならず、左腕にも木を纏い
爆豪くんにもう一発入れる。
が、爆豪くんはそれを避け
「ちっ…
(個性が使えねえなら体術で叩きのめす!!)」
アッパーを仕掛けてくる。
私はそれを構えていない方の腕で防ぐ。
そんな攻防を繰り返す。
もう一回弱体化を使いたい所だけど
これ以上は完全に容量超過…
本当、戦闘においてはセンスの塊だな…
個性使えないのに隙がない
「何笑ってんだてめェ…」
「そういう爆豪くんこそ…！」
お互い無意識の内に笑っていた。
さあ、次はどう行こうか。
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作者名：杏仁 | 作成日時：2017年10月26日 17時
