ヒーローの在り方とは vol.4【僕のヒーローアカデミア】 (ページ13)

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体育祭とは99 ページ13

前の試合、轟くんと委員長の決着が着いたようで
アナウンスが聞こえる。

ついに、かぁ…

私は入場口からフィールドへと歩く。

『さぁ!!次も白熱した戦い頼むぜ！

草凪 A 対爆豪勝己!!!』

『スタート!!』

「(あの植物が厄介だ__さっさと場外に、やる!!)」

先に動いたのは爆豪くん。

恐らく私が植物を使ってくると読んだのだろう。

だが、私は持ち前の反射神経で次々来る
爆破を避けていく。

『草凪、初戦と同じかよ!!』

…うるさいなぁ…それに、一緒じゃないし

少し距離が出来た所を付いて

爆豪くんが攻撃する瞬間に

防ぐ

「ぐっ…！」

『煙幕で何があったか見えねえけど
爆豪がぶっ飛ばされた!!何したんだあ!!?』

「(あのやろう…こっちの動きを読んでやがった！)」

『おおぉぉ!!?木!?あれで防いだのか!?』

大きさは大してないけど爆破を防ぐには十分そうな
固そうな木が一本生える。

「ちぃ…っ！」

御手並み拝見ってとこかな？
さ、おいでよ爆豪くん。

私は木の枝を操り、爆豪くんへと仕掛ける。

「うっぜえな!!」

どうやら爆破で避けていってるみたいだ。

…やっぱり爆豪くんは近接戦闘が得意か。

正直に言うと拘束出来なかったら
植物は圧倒的に不利だ。

…切り替えるか。

私はわざと木を右腕へと移動させる。

「(何考えてんのか…は知らねえ、が！)
避けるだけじゃ話にもなんねえよ!!緑女!!!」

「…はっ。」

それだけの為にわざわざこんな事しないでしょ。

「まさか…。」

誰もが爆破で吹っ飛ばされるかと思っていた。

「私、近接戦闘の方が案外得意だったりするよ。」

しかし、
爆豪くんの個性は発動されることはなかった。

私は爆豪くんが動揺した瞬間を見逃さず、

植物を纏った右腕に個性を使い、
爆豪くんを殴り飛ばした。

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