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「あーもうっマジでなんなの?!」


1人で帰る帰り道


数十分前までホテルオーナーだった私は上司だった人の顔を思い浮かべながらそう叫んだ


「はぁ」


次はどうしようかなと考える


いい加減生活費もヤバくなってきた


どっかにいい仕事ないかな


『あれ?ここどこ?』


考えている間に迷ってしまったようだ


『スマホでマップ見ればいいか』


スマホを開くと充電が残り少なかった


『早く帰らなきゃ』


マップを開き位置情報を確認すると...


『え...』


家からかなり離れた場所を指していた


少し考えた私はとりあえずマップにそって歩くことにした


しばらく歩いているとさっきよりさらに薄暗い道に入ってしまっていた


『本当に合ってるのかな?』


ナビを疑いつつも再び歩き出そうとした


すると


モブ「ねぇ、そこのお姉さん」


『え、私ですか?』


モブ「はは、君しかいないでしょ」


『あ、そっか』


モブ「これから飲み行かない?」


『いや、さすがに知らない人とは…』


モブ「いいから行こうよ」


最悪だ


とりあえず逃げた方がいいのかな?


でも男は腕を掴んでいる


『あ、あの離してください』


モブ「あ?嫌に決まってんだろ」


『ほ、本当にやめてください!』


そう言って男の腕を思い切り振り払った私は全力で逃げた


モブ「あ、待て!」


『はぁはぁ』


あれから少し走った


男はまだ追いかけて来ているようで後ろから怒鳴っていた


自分もそろそろ体力が限界なのでどこかの店に入ろうとしていた


その時ガッと肩を掴まれた感覚が走った


モブ「おい!!お前どこまで行くんだよ!」


さっきの男が息を切らしてこっちまで来ていた


流石にこの距離では逃げ切れない


最悪だ誰か助けを...


そう思った時だった


"バン"




左から銃声がした

3→←1.Prologue



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作者名:マカロン | 作成日時:2022年8月18日 13時

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