【QK】ただの東大生の短編には興味ありません！【短編集】 (ページ14)

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競技会場には両選手の想い人でもあり今回の判定者でもあるAさんが二人を見守っています。

競技がスタートしました！
渡辺選手、福良選手にいきなり差をつけてスタートダッシュを決めたァ！

「渡辺選手はいつも全力ですからね。後半に体力が保つかどうかが鍵になりそうですね」

福良選手は至ってマイペースだ！
涼しい顔をして走っている！頭の中ではキュンとさせる台詞が巡り巡っていそうです！

渡辺選手、いち早くAさんの目の前に辿り着きました！それではキュンとする台詞を言ってもらいましょう！

「俺はAと一緒にいる時が幸せだ。だから俺が幸せである為にずっと一緒にいてくれ！」

渡辺選手、一番のキメ顔だー！
さて、判定は…？

キュン決まりました！Aさん旗を上げました！これは長年の付き合いが功を奏したか？

遅れながらも福良選手がAさんのもとに辿り着きました。ひと足先に渡辺選手は次の400mキュン走に移っています。

福良選手、膝に手をついて苦しそうな表情だ！まだ300mしか走ってないですよ？大丈夫か？
さぁ、福良選手キュンとする台詞をお願いします！

「俺じゃ、ダメ？」

膝に手をつきながら上目遣いだー！
姑息な手段を使ってきました、福良選手！

Aさんは悶えています！
こうかはばつぐんだ！！
これは文句なしにキュンが決まりました！

「福良選手、自分の武器を使い出しましたね」

普段プロデューサーとして責任感が強くしっかり者の福良選手ですが、こういう時に可愛らしさを使ってくる、策士ですねぇ。

そして競技は進み、最終キュンジャッジになります！
ここで福良選手、渡辺選手に追いつきました！
二人で最終キュンジャッジに参ります！

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