【QK】プロデューサーと君と時々赤ちゃん【fkr】 (ページ46)

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もう一枚の写真。ページ46

もっと欲張って読み進めてしまう。
福良さんがこの後どんな気持ちで過ごしていたのか気になってしまう。

私は私の写真をテーブルの上に置いて座って読むことにした。
拓実さんも私に近づいてくるので膝の上に乗せて一緒に読む。

【今日、伊沢の同期の女の子と会った。伊沢が食事会を開いて紹介してくれた。一瞬しか見えなかった写メの女の子は俺の気持ちに入り込んできた。もっと前からそうだったのかもしれない。】

【伊沢に誘われてQuizKnockに参加することに。そこには伊沢、川上、河村、Aさんがいた。４人が立ち上げメンバーらしい。嬉しかった。Aさんが居てくれた事が本当に嬉しかった。】

【好きかもしれない。もう手遅れかもしれない。Aさんが何をしても、伊沢や河村に怒っていても好きだ。どんな表情も。だけど仕事の仲間だから内緒にしておく。】

好きになってくれてありがとうございます、福良さん。
私、何も知らずにいましたね。
彼らを叱ってるとこを見られていたなんて。
恥ずかしさもあるけど。

もう一枚写真が挟まっていた。
福良さんが野菜クイズをして罰ゲームを受けている時だ。

私が鍋を作って福良さんは嫌々だったけど食べてくれた。
伊沢くんに撮って貰った初めての２人しか映っていない写真。

福良さんは目に力を入れて鍋の具材を食べて。
それを見て笑ってる私。

拓実さんが指を差して喜んでいる。
そうだよ。ここに映ってるのは私たちだよ。
今はもうずっと一緒だよ。

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