爆誕、叔父P。 ページ2
兄の頼みごとは自分の子どもであるこの赤ん坊の面倒を見てほしいとの事。
兄は明日から暫くの間、出張の為かなり遠い地方へ行かなければならない。
じゃあ、奥さんに任せれば良いじゃんと思ったが、奥さんは今体調を崩してしまい入院中らしい。
そこまで重症ではないものの、安静にしてなければならないので明日から2週間は俺に任せたいらしい。
ちなみに二人の両親は東京にはいない。
来てもらうことも考えたらしいが難しいと断られたらしい。
そして赤ちゃんを預かることになった。
俺はそんなに赤ちゃんと接したことはない。
学校で少し赤ちゃんの成長過程みたいなことは習ったけど、ホンモノにはそんな知識通用しないだろう。
今ある程度赤ちゃんの接し方やどうすればいいか兄から教わった。
急いで頭に叩き込んで、不安なところはメモを取った。
赤ちゃんの名前は拓実(たくみ)。
どっかで聞いたことがありそうな名前と漢字が使われている。
生後7か月で赤ちゃんではあるけど人間らしくなっている。
前に会った時はまだ首が座っていなかったのに今じゃしっかり座っているし、おすわりもできる。
俺は正座をして、拓実はおすわりをしている。
叔父と甥。
だけど今日から俺が父親代わりだ。
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作者名:*ゆ う* | 作者ホームページ:
作成日時:2021年2月1日 6時