【QK】弐・プロデューサーと君と時々赤ちゃん【fkr】 (ページ5)

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夢の中で逢うよりも。ページ5

８日目の日曜日。
昨日は帰ってから３人とも疲れたのかすぐ眠ってしまった。
夕飯は途中寄った回転寿司で食べてきた。

今の回転寿司って離乳食もあるんだと驚いたくらいだ。
Aさんと拓実は並んで。俺はテーブルを挟んで向かい側。

Aさんが好きそうなネタを取ってあげた。
この魚の学名はこうだよと教えると、いつかの動画の再来ですねと笑ってくれた。
ワサビは多めにトッピングしないでね？

そして朝。
拓実は夜泣きもせずに今もぐっすり寝ている。
よっぽど疲れたのかな。

Aさんが寝ている隙間に俺が潜り込む。
昨日の夜は何もしてないから朝少しだけと思って。

半開きの唇を俺の唇で塞ぐ。
開いてるもんだから深いキスをしてみる。

朝にしちゃ大胆かなって思うけど、今日はゆっくり出来るからこんな朝だって有りだよね？
Aさんも絡めてくれるから起きてるのかな？
寝てるフリだなんてダメだよ。

「んっ…福良さん…？」

「起こした？多分俺だって分かってたと思うけど」

「夢かと思ってました」

「どんな夢見てたのさ。俺ならここにいるから、いつでも求めてきて良いのに」

「じゃあ、もう一度してください」

「今日は正直だね」

カーテンの隙間から朝日が差してくる。
来週の今日にはこの生活も終わってしまうのかなって少し寂しくなっていた。

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