ヤキモチするでしょ。 ページ31
ノブが僕に気づいたのか、なんだか気まずそうな表情。大丈夫大丈夫、怒ってなんかいないから。
どうぞお仕事してください。
「(福良さん、河村さん怒ってますかね?)」
「(ただのヤキモチだから問題ないよ)」
「ちょっとそこ聞こえてるんだけど」
僕に聞こえないように話してたんだろうけどそうはいかないんですよ。
ただのヤキモチなんかじゃないです、思ったよりダメージ大きいんです。弱いんですよ、僕。
真剣に乾の指導を聞いてるAさんだったが僕の声に反応してくれたのか後ろを振り向いてくれた。
「河村さん…!撮影お疲れ様です!」
「AさんもようこそQuizKnockへ」
「今日からお世話になります。主に動画編集していくので乾くんとノブさんに教えて貰って早く一人で編集出来る様に頑張りますね!」
「Aさんなら心配いらないんじゃないかな。僕は企画作問メインなので動画編集ではお役に立てませんがよろしくお願いします」
「河村さんに迷惑が掛からないように頑張ります!」
かけてくれて構わないんだけど。なんて言えなかった。寧ろ巻き込んでください。
須貝さん、やっぱ押したり引いたりしなきゃダメかな?僕、いまとても幸せなのでこのままでいいかも。
「ノブと乾はAさんに手出しちゃダメだからね」
「河村さんは手出して良いんですか?」
「乾くん!?」
天然素材はオフィスの癒しなんだが僕には危険人物である。
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作者名:*ゆ う* | 作者ホームページ:
作成日時:2021年1月3日 20時