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「A今回も1次会で帰るの？」
「もちろん。二次会行って何が楽しいのかまだ理解出来てない」
「行ったことない人が分かるわけないでしょ。今日こそ行くよ」
いつもほぼ1人でいるところを気にかけてくれる同期のミナ。
いつも一緒にいるわけじゃないけど、たまにこうやって声をかけてくれる。
嬉しい時もあるけど、めんどくさい時もある。
「最近はシャオジュン先輩も二次会来てるし、Aも来なよ。楽しいよ？」
シャオジュン先輩が最近二次会に来るのは、私と絡んでないからじゃない？
とは言っていいことか分からなくて心の中で留めた。
学祭以来一言も喋っていない。本当に。
何があったんだと自分でも思う。
その代わりと言っていいのか分からないけど、学食で1人で食べてたり、学内をのんびり歩いてたりするとどこからかヘンドリー先輩が現れてお話することが増えた。
ふらっと現れてふらっと消えていく。やっぱり変な人だった。
「え、今日Aも二次会来るの！いいじゃん！」
「ほらヘンドリー先輩もそう言ってるし来るしかないでしょ？」
「いやまだ行くとは言ってないんだけど…まあいっか今日くらい」
二次会に行くことを確認したヘンドリー先輩はまたどっかにふらふら消えてしまって、やっぱり変な人。何をしようとしているのか、何を考えているのか……
ちなみに今日の飲み会はなんの飲み会なのかわかってないんだけど、なんの日？？
こんな状態で飲み会来ちゃってる私も私だけど、大学のサークルってこんな感じだっけ？
そんなことを考えながらぼーっとしてたら目線の先にシャオジュン先輩がいて、目が合ってしまった
自然な感じで目を逸らしたけど、向こうからの視線を感じる
気のせいであってくれ。こっちをなぜ見るんだ。
というか、見るくらいなら話しかけてくれたらいいのに。
別に嫌ってるとかじゃないのに。避けてる訳でもないし？
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作者名：miao___ | 作成日時：2024年2月11日 23時
