月と太陽 (ページ12)

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「今日、Aは楽しかった？」
「はい！ジェットコースターとか沢山乗れて嬉しかったです」
「よかった笑ちなみに俺のことは考えたりした？？」
「考える…………？？？？？」
「デートって言ったじゃん笑」
「遊園地楽しいってことで頭いっぱいでした…」
「じゃあ今から意識して？ベタに夜に観覧車だよ？ 2人だけの空間だよ？」
「そんな、デートって言ったり、意識してって言ったり。私の事好きなんですか？」
「当たり前じゃない？ずっと知られてると思ってたけど…」
「言われてないのに、信じられるわけないです」
「じゃあ改めて。Aのことが好きだよ」
「嘘だ。」
「なんで？笑本当だよ笑だから沢山話しかけてたんだけど」
「学祭以降いろんな子に話しかけられてニヤニヤしてたくせに」
「またその話？笑違うって言ったじゃん？？」
「……でも！私が好きなの信じられません！」
「こんなにアピールしてるのに？いいよ。信じて貰えるようにこれからも頑張ればいいでしょ？」
「頑張んなくていいです……」

こんな一進一退な会話を繰り返して、1周が終わり観覧車から出る。
頭にはてなしか浮かばなくて、こんな状態で2人でいられない……

「シャオジュン先輩、ごめんなさい。疲れちゃって。家帰ってもいいですか？」
「わかった。また今度海行こう」

そうやって逃げるように、家に帰った。
また、シャオジュン先輩を避ける毎日だ……
直進で来られると、無理なのに。先輩には酷いなって自分でも思う。けど、多分自分に自信がなくてこうなっちゃうの！！
アピールするとか宣言されたら、こっちはどうしたらいいの！？