第45話 ページ46
苺「なあ、ええやろ？時給いいバイトとか全然紹介したるからさ！」
そう言ってグイグイくる苺ミルフィーユ先輩。
「私は今のバイト、結構好きなので、やめたくありません…。」
その言葉に彼女はピクッと反応した。
苺「なんでや。」
軽い気持ちで、バイトやめろ。なんて言う苺ミルフィーユ先輩に私は腹が立ち、
次々に私の口から言葉が出てきた。
「そんな、侑さんや治さんに近付きたいって理由で働くのは良くないと思います…！
私は、治さんのことが好きだからこそ、治さんが大切にしてるお店、少しでも力になれたらって思って働いてるんです…！」
苺「ほら、……アンタやって宮先輩のこと好きやん。私と変わらんやんか！
どうせ仲良くなりたかっただけやろ！！」
「違うっ！私はあの人が作るおにぎりを少しでも多くの人に美味しいって食べてもらえるように支えたいんです！！
治さんがどんな思いでお店経営してるか知らないのにそんなこと言わないで！！」
思わず大きな声が出た。
自分でも驚いた。
教授「コラー。研究室の前で騒ぐなやー。うるさいでー。」
あまりに煩かったのか、目の前のドアから出てきた、
さっきレポート提出した教授に注意された。
「すみません…。」
苺「………。」
しばらくお互い沈黙が続いた。
苺「アンタ、1回生？」
そんな中、先に口を開いたのは苺ミルフィーユ先輩。
苺「お腹減ってへん？今日学食のパフェ美味いらしいで。
食べながら話そや。」
時刻は3時過ぎ。
「はい…。」
まさか彼女とおやつタイムを迎えるとは。
・
・
学食につき、お互い向かい合わせでパフェを食べる。
めちゃくちゃ美味しいのに、この人と食べてるからか、美味しく感じれない。
美味しいんだけれどもね？
苺「後輩相手にムキになった。ごめんな。」
びっくりした。
彼女の口から謝罪の言葉が出てきたのだ。
苺「アンタが友達と、お昼休みにココで、おにぎり宮で採用されたって話とるの結構前に聞こえてん。
私面接の時速攻落とされたんよ。
せやから、は？って思ってな。」
そのまま言葉をつなげる先輩。
苺「なんか、アンタ、悪いやつやないんやな。
さっきの言葉、なんかびっくりしてん。
そんな、ガチでバイトしとる人初めて見たわ！」
そう言って笑う先輩。
笑った顔すごく可愛いじゃん。
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ジャム - 間違ってたらごめんなさい｡ 佐久早くんの聖が清になってます｡ (2021年6月10日 19時) (
レス) id: 05b8f4c815 (このIDを非表示/違反報告)
たたねんこ(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます、わざとそうしてます、、！ (2021年2月4日 18時) (レス) id: 415db63fbe (このIDを非表示/違反報告)
あ - 間違ってたらすみません！LINEがLIMEになってます、、、！ (2021年1月11日 23時) (レス) id: acd8df42fe (このIDを非表示/違反報告)
たたねんこ(プロフ) - 田中さん» コメントありがとうございます^^もう自分の身の何をどう捧げればいいのか分からないくらい稲荷崎尊いですね…！！ (2020年5月1日 23時) (レス) id: 415db63fbe (このIDを非表示/違反報告)
たたねんこ(プロフ) - 猪と猫さん» コメントありがとうございます！もう本当に稲荷崎民にとってはこれは命日かな？ってなるくらい本誌やばかったですね！！猪と猫さんのすなくんの作品も楽しく読ませていただいてました！！これからもよろしくお願いします！ (2020年5月1日 23時) (レス) id: 415db63fbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たたねんこ | 作成日時：2020年4月10日 1時
