第22話 ページ23
今日は大学の講義が結構遅くまであったので、
お店に到着したのは日も沈んだ後だった。
ガラっ…
「おはようございます!」
治「おはようさん、オープン明日だから今日は忙しいで!!」
そう言った宮さんは厨房でおにぎりの仕込みをしていた。
私は出勤カードをピッと押し、時間を書き込むと、
「今日は何しましょう…?」
治「一緒に仕込みすんの手伝ってほしい!」
「はい!今行きます!」
・
おにぎりの具をてきぱきと作っていく宮さんの隣で、
言われた通りに手伝っていく。
治「とりあえずこんなもんやな…!」
宮さんが具の仕込みを終える頃には、時計も9時半を回っていた。
治「Aちゃん、何時までバイト入れるっけ?」
使った器具を片付ける手を止めずに宮さんは私に尋ねた。
「えっと…、特に門限とかないので何時でも大丈夫です…!
あ、でも隣の駅に住んでるので、遅くても終電までには帰れたら…!」
治「流石に終電の時間なんて、女の子そんな遅くまで
働かせたりはせんよ。
ほんなら店内の掃除してもらってもええ?
窓拭いたり…、、掃除用具は裏にあんで!」
「分かりました!」
・
・
私がお店の窓を外側から拭いている時だった、
?「あっ、バイトの子やん。始めましてやな!」
後ろから女の人の声が聞こえて思わず手を止め振り返る。
?「びっくりさせてごめんな、
ここの社員として働いとる山田実(みのり)や。
よろしくなぁ!」
そう言ってにこりと微笑む山田さんの腕には、
何やら大きいクーラーボックスを抱えていた。
「はじめまして!花宮Aと言います!
よろしくお願いします!」
挨拶を済ませると、
「あっ、ドア開けますよ!」
実「ありがとう、ええ子やなぁ!」
私も丁度窓拭きが終わったので一緒にお店へ入った。
実「治さーーーん!鮭受け取ってきました!!
人遣い荒いんやからほんまにもーー!」
治「おおおおよっ!実ちゃんありがとうなあ!!!」
どうやら、運送会社の都合で今日までに届かないことになっていた鮭、
社員の山田さんが大阪まで行って取りに行ったらしい。
治「Aちゃんもありがとうな、ほんなら2人もう帰ってええよ!
実ちゃんもこっから家まで1時間以上かかるやろ?
ほんまに遠くまでありがとうなあ…」
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ジャム - 間違ってたらごめんなさい。 佐久早くんの聖が清になってます。 (2021年6月10日 19時) (レス) id: 05b8f4c815 (このIDを非表示/違反報告)
たたねんこ(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます、わざとそうしてます、、! (2021年2月4日 18時) (レス) id: 415db63fbe (このIDを非表示/違反報告)
あ - 間違ってたらすみません!LINEがLIMEになってます、、、! (2021年1月11日 23時) (レス) id: acd8df42fe (このIDを非表示/違反報告)
たたねんこ(プロフ) - 田中さん» コメントありがとうございます^^もう自分の身の何をどう捧げればいいのか分からないくらい稲荷崎尊いですね…!! (2020年5月1日 23時) (レス) id: 415db63fbe (このIDを非表示/違反報告)
たたねんこ(プロフ) - 猪と猫さん» コメントありがとうございます!もう本当に稲荷崎民にとってはこれは命日かな?ってなるくらい本誌やばかったですね!!猪と猫さんのすなくんの作品も楽しく読ませていただいてました!!これからもよろしくお願いします! (2020年5月1日 23時) (レス) id: 415db63fbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たたねんこ | 作成日時:2020年4月10日 1時