第21話 ページ22
友1「ほんでな、そんとき壁から手が出てきてん…!」
友2「なにそれコワっ!」
「何したらそんな夢見るの??」
友3「悪いものでも食べたんじゃない?」
時間はお昼休み。
友達と4人で学校の食堂でご飯を食べながら、
友達が昨日見たとかいう怖い夢について話していた。
・
友1「せや、A、バイト始めたんやろ?
店長イケメン言ってたやつどないなったん?」
急に話が変わり、私に話題が振られる。
「あ!そうなの、実はさ…」
私は3人に、バイト先が宮侑の双子の店だということを伝えた。
友2「およよよ!なにそれ羨ま!!!!!」
友1「そらイケメンだわな!!」
友3「オープンしたらみんなで食べいこ!」
「ありがとー、来てくれたら嬉しい!
ちなみに私が今日持ってきてるおにぎり、店長に教えてもらって作ったおにぎりなんだ!」
なんて昨日の話をする。
1日置いても尚、宮さんから教えてもらったおにぎりは味の質は落ちず、とても美味しい。
友2「宮侑の双子ってどんな人なん??」
「どんな人…、うーん、優しい…、かな?」
友1「適当かっ!」
・
友3「宮侑って確か22歳でしょ?ならその双子も同い年だよね?
……恋しちゃったりとかしないの?
私だったら絶対わんちゃんと思って狙っちゃう!」
友2「アンタ彼氏おるやん。」
宮さんをそんなふうに見たことはなかった。
確かに宮さんはかっこいいし、大人だし、作るおにぎりは美味しいし、仕事に対してとても真剣。
「うーん、私から見たら大人すぎて、そういう風には見てなかったなぁ、
どっちかっていうと、憧れって感じ…!」
友2「憧れねぇ…」
そう、憧れ。
私にとって宮さんはキラキラした、
雲の上の人のような存在。
友2「彼女とかおるんかな?」
友1「確かに…。」
彼は宮侑と違ってテレビに出るような有名人でもなければ、かっこいいけどアイドルでもない。
熱愛報道なんて関係ないだろうし、されたところで大きく影響は受けないだろう。
お店に報道陣が押しかけてくるなんてことも聞いたことないし。
ってことは、恋愛も自由にしてるかもしれない。
「あんなにかっよくて優しい人だもん。
…彼女くらいきっといるよ…。」
確信もないのに、
自分で言ってちょっと切なくなった。
・
この話に聞き耳を立てている人がいることなんて、
この時はまだ知らなかった。
・
おにぎり宮、開店まであと2日。
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ジャム - 間違ってたらごめんなさい。 佐久早くんの聖が清になってます。 (2021年6月10日 19時) (レス) id: 05b8f4c815 (このIDを非表示/違反報告)
たたねんこ(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます、わざとそうしてます、、! (2021年2月4日 18時) (レス) id: 415db63fbe (このIDを非表示/違反報告)
あ - 間違ってたらすみません!LINEがLIMEになってます、、、! (2021年1月11日 23時) (レス) id: acd8df42fe (このIDを非表示/違反報告)
たたねんこ(プロフ) - 田中さん» コメントありがとうございます^^もう自分の身の何をどう捧げればいいのか分からないくらい稲荷崎尊いですね…!! (2020年5月1日 23時) (レス) id: 415db63fbe (このIDを非表示/違反報告)
たたねんこ(プロフ) - 猪と猫さん» コメントありがとうございます!もう本当に稲荷崎民にとってはこれは命日かな?ってなるくらい本誌やばかったですね!!猪と猫さんのすなくんの作品も楽しく読ませていただいてました!!これからもよろしくお願いします! (2020年5月1日 23時) (レス) id: 415db63fbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たたねんこ | 作成日時:2020年4月10日 1時