おにぎり宮でアルバイトするお話【宮治】

第17話 ページ18

紙に目を通しながら、一見一見回っていく。


駅の掲示板にも貼ったし、スーパーの掲示板にも貼らしてもらった。



「あとは…」





あれ、うちの大学だ。


そういえば大学の食堂にはお店のチラシいっぱい貼ってあった掲示板あったっけ。




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大学につき、掲示板にポスターを貼る。

大きな文字でおにぎり宮 5.26 OPENとかかれたポスター。

右下の方には、宮侑の写真が載っており、吹き出しで『俺の双子のお店やねん！来たってな！』と、書いてある。


宮侑、昨日テレビでそう言ってたな。




アイドル的な人気を誇るスポーツ選手を宣伝に使うなんて、宮さんも商売上手だ。




ポスターも貼り終えたし、お店に戻るかと歩き出すと、

後ろから学校の女の子たちかと思われる話し声が聞こえてきた。

今日講義はないけど、お昼の学食でも食べに来たのかな。



女1「あれ！これ宮侑やない？カッコいいー！」


女2「昨日さ、テレビ見た？双子がおにぎり屋さん開くんやって！！このチラシ、それやない？」


女1「そうなん！なにそれ行きたい！

2駅先やんな！近いやん！オープン明々後日やって、行くしかなくない？」


女2「え、いこいこ！宮侑の双子おるんやろ？絶対カッコええやん！バイト募集とかしてへんかな？！」


女1「あんたもうちゃうバイトしとるやん〜」






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なんかちょっと優越感だ。

私バイトしてるもん。

宮さんすごくかっこいいよ、
宮侑にそっくりだよって言いたい。




まあ自分そんな立場でもないけれど。




私が初めておにぎり宮見つけた時貼ってあったアルバイト募集の紙はもうなくなっていた。


私で丁度締め切ったのかな




運良かったなぁ




少し浮かれた足取りで
お店に戻るために駅へと向かった。

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