第4話 ページ6
「おっしゃ！ナイスキーや！」
モブ「Aちゃんもよくあんなのあげるなぁ！」
華「ほんまや！てか2組の女バレの奴も素人相手に手加減せーや！」
「まあまあ私がまたとったるから〜！」
なんて同じクラスの子たちと盛り上がってると。
角名「ナイスレシーブA。」
小さい声だったけど確かに聞こえた。
というか私が倫太郎の声を聞き流すはずがないんや。
パッと振り返ると倫太郎と目があった。
一瞬驚いた顔をした彼やったけど、その後すぐにあの色気MAXな微笑みをかましてきた。
死ぬ。
私のこと殺す気か？
「ありがと！」
そう口パクで伝えて、倫太郎にピースした。
側から見たらこのやりとりはどう感じるやろ？
仲の良い友達に見える？
いい感じの男女に見える？
まあそんなところに見えるやろな。
でもどれもちゃうねん。
倫太郎は私の推しで、
私は倫太郎のファンなんやで。
倫太郎のスマイルをいただいたところで、先生が笛を鳴らし「時間やから片付け！」と叫んだ。
女子は使っていたコートのネットを片付ける。
あれ目の前の子がネット運んでいった。
うそやん、この重いポールを運ぶの私やんな、これ。
よっこいしょっとおばさんくさい声をかけながら持ち上げた。
「ほんまっおもいねんっ！！」
そのまま腰に抱えて運ぼうとしたが、手元がいきなりフワッと軽くなった。
「は？」
びっくりして振り返ると、
治「そんな重そうに運ぶもんちゃうやろ。」
「えっ、サムドイッチ…！」
なんと治が私の代わりにポールを持ってくれたのだ。
優しすぎん？
「えーー！サムドイッチ！！ありがとう！好き！！」
治「喧しいわ。運動部でもない奴がこれ運んで腰痛めて、さらにバレー部の大事な備品を壊されたら嫌やねん。」
「しれっとお前力ないってディスんなや！けどありがと！！！」
治「今日の昼もサンドイッチくれな？」
「もちろん！！」
あんな重いと思ったのにサラッと持ち上げる治。
力持ちやなぁと眺めていると、
もう片方のポールを軽々運ぶ倫太郎が目に移った。
倫太郎も力持ちやぁ…。
腕の筋肉も良い感じに、良い筋が…。
華「A！着替え行くで！」
「あ、待ってや華〜！」
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光魚苦(プロフ) - たたちゃ〜ん！！！早く更新して★ (2020年9月4日 3時) (
レス) id: c7e0cd7ffb (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - とてもこの作品が好きです！更新楽しみにしています！ (2020年6月4日 1時) (レス) id: 6cf5a12da9 (このIDを非表示/違反報告)
すんよる(プロフ) - 本当に好きすぎて死にます。作者さん生まれてきてくれてありがとう。更新待ってます。私は作者お姉さんになります。 (2020年5月31日 2時) (レス) id: 22bb7fbe7f (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - こんにちは。更新されるたび楽しみが止まりません！いつも楽しく見させていただいています。 (2020年5月24日 17時) (レス) id: 7700997db3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たたねんこ | 作成日時：2020年5月21日 2時
