第3話 ページ5
倫太郎の熱烈ファンな私であるが、
学校ではごく普通や。
普通に友達としているのが、一番倫太郎を近くで見られるし、
もしもバレてしまったら引かれるかもしれへん。
それが怖いから絶対に悟らせへん。
ただ勘が鋭い倫太郎。
繊細な注意が必要や。
・
現在、体育の時間。
女子はバレー、男子はバスケだとか。
男子こそバレーやってほしい。
ちなみに私は体育好きやけど、疲れるのは嫌いやからステージのところに座って見学中。
正確に言えばおサボリ中。
女子コートのバレーを見ている振りをして、その奥の男子のバスケを眺める。
体育は2組と1組の合同。
つまり、侑と治がバトる。
女子はみんな見たいよな。
試合中の女子でさえ、よそ見しまくりやもん。
まあ私は治と侑もかっこいいと思うけど、
私は、倫太郎しか見てへん。
今日も足が美しい。
ハーフパンツから覗かせてるふくらはぎ。
程よい筋肉。触らせてほしい。
硬いのかな、でもスポーツ選手の筋肉って柔らかいっていうしなぁ…。
あ、治からパスもらった。
倫太郎背高いし、そこから打てばシュート決まりそうや！
「頑張れ倫太郎っ！」
コソッと呟いてみる。
陰では倫太郎と名前呼びするものの、本人にはスナって呼んでるから、自分にしか聞こえないくらいの声。
倫太郎が放ったボールがシュッとリングの中を通った。
「っしゃ！！！」
1人でガッツポーズする。
と思ったらバチっと倫太郎と目があった。
角名「あ・り・が・と」
遠いから声は聞こえないものの、口の形でなんで言ってるかわかった。
え、私の声聞こえたん？
そのまま私から目を逸らして男子たちの試合へもどる倫太郎。
「なんやあれ、なんやあれは…！！」
1人顔を真っ赤にして悶えてた。
「無理や！！！！！華！私もバレーやる！交代してや！」
華「うお！でも私試合したいねん近藤さん代わってやってや。」
モブ近藤さん「あ…、わかった！Aさんよろしくね。」
ビブスを受け取って私も女子の試合へと入った。
バレーは未経験だけど、自分で言うのもなんだが私運動神経は良い方。
女バレの人が容赦なく打ってくるスパイクをフワッとレシーブした。
「おっしゃ！華！決めたれ！」
そのまま私たちの点になった。
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光魚苦(プロフ) - たたちゃ〜ん！！！早く更新して★ (2020年9月4日 3時) (
レス) id: c7e0cd7ffb (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - とてもこの作品が好きです！更新楽しみにしています！ (2020年6月4日 1時) (レス) id: 6cf5a12da9 (このIDを非表示/違反報告)
すんよる(プロフ) - 本当に好きすぎて死にます。作者さん生まれてきてくれてありがとう。更新待ってます。私は作者お姉さんになります。 (2020年5月31日 2時) (レス) id: 22bb7fbe7f (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - こんにちは。更新されるたび楽しみが止まりません！いつも楽しく見させていただいています。 (2020年5月24日 17時) (レス) id: 7700997db3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たたねんこ | 作成日時：2020年5月21日 2時
