第14話 ページ16
休み時間に倫太郎と2人で教室に戻った。
1時間丸々サボったくせに何食わぬ顔で歩く倫太郎の後ろにくっついて教室に入ると、
治がこっちめがけて突進してきた。
何故かその隣には違うクラスの侑もいた。
治「Aちゃん、大丈夫やったー？！」
侑「ほんまびっくりしたんやで！！！！て、制服血ついてるやん！どっか怪我したん？！」
それは鼻血や。
そしてでかい声を出すな。
ただでさえあんたら目立つんやから。
ほら教室中の視線がこっちに向いてるやんか。
一番仲の良い友達の華にヘルプの視線を向けたら口パクでドンマイと言われた。
わかってやがるあいつ。
「ちょ、ちょっと静かにしてや…。」
治「あっすまん！！！」
全然分かっとらんやん。
角名「ちょっと声のボリューム落とせないの？双子。」
倫太郎ナイスや…。
侑「だって、目の前で倒れたんやで？！びっくりしたに決まっとるやん！
角名やって、新川さん倒れたって聞いたら顔色変えて保健室に猛ダッ…」
角名「ちょっと黙って。」
え、そうなん？保健委員で頼まれたちゃうん？
私が治の服を引っ張ると、治は屈んでくれて、
私は治に小さな声で質問した。
「え、倫太郎って、保健委員やから来てくれたんちゃうの？」
治「保健委員…？ちゃうで。まず角名は俺と一緒に体育委員やっとるし。」
「え、ほんま…？なんで嘘なんかついたんやろ？目覚ましたら倫太郎おって髪の毛飛んでいくかと思ったんやけど。」
治「角名のやつそんな嘘ついたんか。素直に心配でたまらなくなって様子見に行ったって言えばええのになぁ！」
角名「２人なにコソコソ喋ってんの？」
「あっ。いえ、なんでもないですっ！」
パッと治から離れた。
心配して私のこと見に来てくれたん倫太郎…？
なにそれ、え、なにそれ。
「好きがとまらーーーん！！！！！」
角名「っ？！」
治「ブフッ！」
侑「びっくりした！！！でかい声を出すなゆーたのに、新川さんやって馬鹿みたいに叫んどるやん！！！」
おかげで余計クラスの視線をゲットした。
というか隣のクラスから何事？って見に来られた。
華「いい加減にせーや、あんたら！
A貧血で倒れたんやろ！！大人しくしとき！！」
騒いでる私達に痺れを切らしたのか華が来てくれた。
華「あんたそろそろ倫太郎ファンやってバレるで！」
「それは困る………。」
クラスメイト「(あそこの顔面偏差値やばいな…)」
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光魚苦(プロフ) - たたちゃ〜ん！！！早く更新して★ (2020年9月4日 3時) (
レス) id: c7e0cd7ffb (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - とてもこの作品が好きです！更新楽しみにしています！ (2020年6月4日 1時) (レス) id: 6cf5a12da9 (このIDを非表示/違反報告)
すんよる(プロフ) - 本当に好きすぎて死にます。作者さん生まれてきてくれてありがとう。更新待ってます。私は作者お姉さんになります。 (2020年5月31日 2時) (レス) id: 22bb7fbe7f (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - こんにちは。更新されるたび楽しみが止まりません！いつも楽しく見させていただいています。 (2020年5月24日 17時) (レス) id: 7700997db3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たたねんこ | 作成日時：2020年5月21日 2時
