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第12話 ページ14

突然バスの中で大声を出してしまったから、
突然周りのお客さん(同じ学校の生徒もちらほら)は、の視線はこちらへ。




侑「は……」




質問してきた当の本人、宮侑はびっくりして固まっている。

治だけは腹をかかえてよじれるように笑っている。





「………あ…。」





プシューっと、バスが止まる。




あ、ここ倫太郎の最寄りのバス停…。







なんで知ってんのかって、そんなの把握済みに決まっとる。


まさか、とは思ったがそこまで運が悪いわけではなかったらしい。

乗ってきたのはサラリーマンだけだった。






そうして、侑くんに視線を戻した。




ニヤニヤ笑ってやがる。







侑「なぁ、新川さん。新川さんって角名のこと好きなん?」



「は、そんなん決まっとるやん。」






好きに決まってるじゃろボケが。




と言いかけて止まった。

ここで好きと言ったら、恋愛的な意味で捉えられ、さらに侑に弱みを握られるようなものだ。




その前に、私、倫太郎のこと、恋愛的に好きなのか…?





「推しや。」






恋愛的に好きとかおこがましいこと言ってられんわ。



もし仮に、倫太郎と付き合ったとしよう。




倫太郎とあんなことやこんなこと…









「無理やっ!!!」








息してるだけでセクシーでたまらないあの倫太郎が、
私の近くにいるだけでも死んでしまいそうだというのに、

あんなことやこんなこと、妄想しただけでフラフラと倒れてまうわ。





あれ、本当にフラフラしてきた。




力が抜けて入らん。




立ってられん。







侑「はっ?!」




治「え、A?!」







倒れかけた私を治が支えてくれた。





ごめん重いよなぁ。









そこで私の意識は途切れた。

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光魚苦(プロフ) - たたちゃ〜ん!!!早く更新して★ (2020年9月4日 3時) (レス) id: c7e0cd7ffb (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - とてもこの作品が好きです!更新楽しみにしています! (2020年6月4日 1時) (レス) id: 6cf5a12da9 (このIDを非表示/違反報告)
すんよる(プロフ) - 本当に好きすぎて死にます。作者さん生まれてきてくれてありがとう。更新待ってます。私は作者お姉さんになります。 (2020年5月31日 2時) (レス) id: 22bb7fbe7f (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - こんにちは。更新されるたび楽しみが止まりません!いつも楽しく見させていただいています。 (2020年5月24日 17時) (レス) id: 7700997db3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たたねんこ | 作成日時:2020年5月21日 2時

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