空を飛んで【全日本男子バレーボール】 (ページ2)

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にーいページ2

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有志と共に全日本マネージャーとして招集
されて、初日はあっという間に終わった。

私自身やる事も少なかった。

スポーツドリンク用意して選手の情報をとる
くらいだ。

と言っても今日初招集の有志の情報はもちろん
嫌でも完璧に入っている。

他の選手の人も全員テレビや試合を見て情報は
完璧。

練習をずっと見ていたが結局情報通りに全員
が動いた。

まぁ、それはつまり対策されやすい。点が
取られやすいという事。

練習終わりのミーティングでこの事と共に
全員の特徴や情報を全て伝えた。

新しく技を習得して自分をアップデート
しなければ一瞬にしてどん底に落ちる。

日本は来年のW杯に備えないといけない。

今年の代表戦は諦めなければ……………………………。

有志「…？おーい！A？」

『ん？あ、どうしたの？』

有志「俺のもっと詳しい情報ある？対策
しときたいんだけど…」

『えっと…有志はサウスポーだから対策が
練りにくいんだよね。』

有志「？…うん。」

『だからこそ有志はサーブやスパイクの幅を
広げないと対策が練られてマークされて、
終わり。そんなの嫌でしょ？』

有志「そりゃもちろん。」

『有志はサウスポーだからって自分の左手に
頼り過ぎ。もっと飛躍力上げて視野を広げて
攻撃範囲も広げること。』

有志「ｳﾞｯ」

祐希「俺は？」

『石川さんはバランスいいけど、調子の差が
激しい。この前の試合………セリエAでの試合…
見てましたよ。1セットと2セットめの調子が
狂い過ぎです。確かに石川さんが血の滲む様な
努力をして来たのは分かっています。でも、
やっぱり調子だけであんなに点を取られたら
代表として務まりません。これは有志にも
言える事……いや、選手の方全員に言えること
です。』

祐希「…なるほど。ありがとね」

『はい。上から言える立場でもないので
すいません。』

祐希「大丈夫です。確かに調子だけで左右
されてちゃダメですよね。よし！西田！
やるぞ！」

有志「はい！」