珍しすぎて槍が降るどころじゃない ページ35
「あぁ、食べる」
魈は私からお椀と匙を受け取り、とても美味しそうに杏仁豆腐を食べる。
昔のタルタリヤもそうだけど、自分が作った料理を美味しそうに食べてくれるのってすごく幸せ。
「魈、美味しい?」
一応聞いてみた。このあとはきっと毎度恒例のツンツンタイムが始まるに違いない。いつも、とても美味しそうに食べているのに、
「まぁまぁだ」
とか、
「不味くはない」
とかしか言ってくれない。最初は料理をもっと頑張ろう!って思ったけど彼なりの誉め言葉だと気付いてからは普通にありがとうと返している。
今回の返事は一体何なのだろう。
「とても…うまい」
ん?魈が誉めた?まさかそんなことは…聞き間違いだろう。
「魈、今なんて?」
すると魈は少し顔を赤くしながら、
「だから我はうまいと言っている!」
と言った。え、マジで?明日、槍が降るかもしれない。いや、稲妻が陸地になるかもしれない。
「A、失礼なことを考えているだろう。我もたまには人を誉める。そもそも我はおかしくない。おかしいのはA、お前だろう。
神の目とお前の髪はどうした?予想はつくが、我が人を誉めることよりもおかしいだろう」
確かに。私が魈と出会ってから誉められてないだけできっと私の知らないところで人を誉めまくっていたかもしれない。
あ、彼なら岩王帝君をめちゃくちゃ誉めてたというか尊敬しているよな。
それに比べたら確かに私の方がおかしいよね。元々人間だったのに、神になってしまったんだから。
「確かに魈の言う通りだね。私の話は…あまり大きな声では言えないけど、たぶん魈の予想通りだと思うよ」
すると魈は、
「雰囲気で分かった。それに、今、お前からは我と同じ風元素を感じる。おそらく風神がお前の先代との約束を守ったのだろう」
どうやら先代は魈と知り合いだったようだ。ウェンティは七神と一部の魔神しか知らないって言ってたけど、どうやら仙人の間でも知られていたようだ。
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宇琉夜ハル(プロフ) - ケモ耳と花言葉でファデュイです (2023年2月15日 16時) (
レス) @page22 id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
翡巫女(プロフ) - けんとさん» ありがとうございます!璃月終わったらちょっとドラスパ入りますが、その後稲妻に行くので楽しみに待っていて下さい! (2022年8月17日 20時) (レス) id: 85bbdde210 (このIDを非表示/違反報告)
けんと - こんにちは、夢主ちゃん可愛いですねぇ私ならセコムになってますよ。性格良いですし雷電将軍とかにも好かれてそう、見るたびワクワクしちゃいます。 (2022年8月17日 17時) (レス) @page46 id: a76f20d172 (このIDを非表示/違反報告)
翡巫女(プロフ) - ふわなさん» ありがとうございます!これからも頑張って書かせていただきます! (2022年8月10日 22時) (レス) id: 85bbdde210 (このIDを非表示/違反報告)
ふわな(プロフ) - 初めまして！こういう作品めっちゃ好きです！これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2022年8月10日 10時) (レス) @page36 id: 9150cee976 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡巫女 | 作成日時：2022年7月17日 16時
