神の後継者 ページ18
「神の目がどっかに行ったまま帰って来ないのと、何故か髪の毛が先に向かうにつれて薄い桃色になっていること。
ウェンティに話をしに来た本題はこれんなんだよ。ウェンティならきっと分かると思って」
するとウェンティは一瞬考えてから答えた。
「そうだね、ここで話すのはちょっと良くないかな。あと、この情報は結構高いよ。…僕のエンジェルスシェアのツケぐらいかな」
ウェンティのツケがいくらかは知らないのでディルックに聞いてみた。かなりの金額だが、私の財布にはちっとも傷なんてつかない程度だ。
私は実は金持ちだ。まぁ持ってるだけで使わないけど。だって野宿・採集・狩りで暮らせるからね。
私の医者としての収入だってそこそこあるからそれを何百年も続けたらそりゃ金持ちにもなる。
「分かった、払うよ。…ディルック、払わせて」
ディルックは溜め息を吐きながらもモラを受け取ってくれた。
「じゃあ行こうか、A。そうだね、風立ちの地の七天神像の前で話そう。あそこならきっと誰も来ない」
そうして私達はエンジェルスシェアを出て、最寄りのワープポイントへと向かった。
私もウェンティも長生きなのでワープポイントの存在、使い方を知っているのですぐに七天神像へ着いた。
中には何処からでもワープポイントへワープ出来る人もいるらしいが、少なくとも私はワープポイントからしかワープが出来ない。
「ウェンティ、ここで話すということは、やっぱり神関連の話なの?」
ウェンティは自分が神であることを隠しているから、私はそう思った。
「もちろんそうだよ。七神と一部の魔神しか知らない神の話を君にしなくちゃいけないからね」
その神と私が関係あるということなのだろうか。神は代替わりすることがある。まさか私が…?
「僕が今から話すのは『愛』の神。彼女は皆から愛された。彼女を恨むような者は一人もいなかった。
でも彼女は死んだ。自分の後継者はもう決まっているという言葉を遺して。丁度その頃に君は不老不死になったんだよね」
つまり私が「愛」の神の後継者ってこと?
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宇琉夜ハル(プロフ) - ケモ耳と花言葉でファデュイです (2023年2月15日 16時) (レス) @page22 id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
翡巫女(プロフ) - けんとさん» ありがとうございます!璃月終わったらちょっとドラスパ入りますが、その後稲妻に行くので楽しみに待っていて下さい! (2022年8月17日 20時) (レス) id: 85bbdde210 (このIDを非表示/違反報告)
けんと - こんにちは、夢主ちゃん可愛いですねぇ私ならセコムになってますよ。性格良いですし雷電将軍とかにも好かれてそう、見るたびワクワクしちゃいます。 (2022年8月17日 17時) (レス) @page46 id: a76f20d172 (このIDを非表示/違反報告)
翡巫女(プロフ) - ふわなさん» ありがとうございます!これからも頑張って書かせていただきます! (2022年8月10日 22時) (レス) id: 85bbdde210 (このIDを非表示/違反報告)
ふわな(プロフ) - 初めまして!こういう作品めっちゃ好きです!これからも更新頑張ってください!応援してます! (2022年8月10日 10時) (レス) @page36 id: 9150cee976 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翡巫女 | 作成日時:2022年7月17日 16時