落下の意外な原因 ページ17
ウェンティは私を離すとディルックの所へ行ってディルックに何かを小さな声で言った。
(「ディルック、まさか嫉妬?」)
私には何と言っているか全く聞こえなかった。が、その直後、ディルックが
「断じて違う」
と、少し機嫌悪そうに返していたのでたぶんウェンティがからかっただけなのだろう。
ウェンティは風元素を使って濡れた服と体を乾かした。ついでに私のも乾かしてくれた。
「A、取りあえず僕の隣に座りなよ」
そう言ってウェンティは彼の隣の席をポンポンとたたく。私はその席に腰をかけた。
ウェンティは普段は見ることがほとんどない真面目な顔をして私に聞く。
「A、君がここにいるということは、セレスティアへ行けなかったのかな?」
私はウェンティにセレスティアに着きはしたが暴風により落下したことを説明した。
「暴風により落下した…?あ、もしかしたらそれ、僕のせいかも。まさかそんなことになるなんて…。
君がセレスティアへ着こうとしていた頃、僕とトワリンでちょっと喧嘩をしたんだ。
それで僕が放った突風の一つだけあらぬ方向へ飛んでいったんだけど、まさかセレスティアに行っていなんて。
ごめん、Aせっかくセレスティアに着けたのに僕の不注意で落下させちゃうなんて」
どんだけ酷い喧嘩をしたらあんな突風を使うハメになるのだろう。
「ウェンティ、謝らないで。むしろ今はあそこで落とされたことに感謝しているくらい。
私、テイワットに居続けたいの。セレスティアで見守っているんじゃなくて、皆と一緒に過ごしたいの」
するとウェンティは嬉しそうな顔を見せる。カウンターにいるディルックも少し嬉しそうな顔をしている。
ウェンティは嬉しそうな顔をしたまま、私に尋ねる。
「A、他にも僕に話したいことあるんじゃない?」
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宇琉夜ハル(プロフ) - ケモ耳と花言葉でファデュイです (2023年2月15日 16時) (
レス) @page22 id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
翡巫女(プロフ) - けんとさん» ありがとうございます!璃月終わったらちょっとドラスパ入りますが、その後稲妻に行くので楽しみに待っていて下さい! (2022年8月17日 20時) (レス) id: 85bbdde210 (このIDを非表示/違反報告)
けんと - こんにちは、夢主ちゃん可愛いですねぇ私ならセコムになってますよ。性格良いですし雷電将軍とかにも好かれてそう、見るたびワクワクしちゃいます。 (2022年8月17日 17時) (レス) @page46 id: a76f20d172 (このIDを非表示/違反報告)
翡巫女(プロフ) - ふわなさん» ありがとうございます!これからも頑張って書かせていただきます! (2022年8月10日 22時) (レス) id: 85bbdde210 (このIDを非表示/違反報告)
ふわな(プロフ) - 初めまして！こういう作品めっちゃ好きです！これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2022年8月10日 10時) (レス) @page36 id: 9150cee976 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡巫女 | 作成日時：2022年7月17日 16時
