私の好きな花 ページ40
「とても似合っているが、あまり付けない方がいい。その花は恋人や配偶者から貰うもの。大きな勘違いを生む」
やっぱり鍾離先生も分かっていない。花言葉に捕らわれている。
「だとしても、私の好きな花なんです。私の出身、忘れてませんよね?自由の国、モンドです。
モンドでもこの髪飾りはからかわれたけど、自由に髪飾りを着けさせて下さい。
せっかく鍾離先生に私の好きなこの花に関する面白い話が聞けると思ったのに」
そう言って私は軽く拗ねる。どうやらこれで鍾離先生は観念してくれたらしい。
「そこまでその花に思い入れがあるなら止めはしない。俺もAと一緒でその花が好きだからな。
だが、お前は愛の神であるがゆえに人一倍皆から好かれる。そのことは忘れないでほしい。
嫉妬を招く原因になる。嫉妬は時にはとても恐ろしいからな。まぁそのための元素スキルだから着けていてもいいかもしれない」
そしてそのあと一瞬考え、この花の色々な面白い話を聞かせてくれた。
例えば、他の花でもよくある色や本数で意味が変わる話や、意外と採集しやすい穴場スポットなど。
そして最後に、
「そこまで好きな花なら俺もお前に送ろう。楽しみにしていてくれ」
と、プレゼントをしてくれるという話になった。なんやかんやで私のこの花への愛を理解していただけたようで嬉しい。
「ありがとうございます、楽しみにしていますね!」
すると鍾離先生が少し私から目線を外し、何かを呟く。私には聞こえなかったけど。
「(はぁ…そんなことを言われると少し期待してしまう)」
「今何て?」
私がそう聞くと、
「いや、何でもない。独り言だ」
と言われ、何て言っていたのかは結局分からなかった。
そう言えば私、少し気になっていたことがあるんだった。これからのことについて考えたとき、旅をするというのは確定だ。
でも、ふと思ったのだ。神として何かをしなくちゃいけないのかと。国は持っていないけど、やることはあるのではないかと。
だから私は鍾離先生に聞くことにした。下手したら直ぐに七国を巡り、旅行をすると言う夢が消えるかもしれないけど。
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宇琉夜ハル(プロフ) - ケモ耳と花言葉でファデュイです (2023年2月15日 16時) (
レス) @page22 id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
翡巫女(プロフ) - けんとさん» ありがとうございます!璃月終わったらちょっとドラスパ入りますが、その後稲妻に行くので楽しみに待っていて下さい! (2022年8月17日 20時) (レス) id: 85bbdde210 (このIDを非表示/違反報告)
けんと - こんにちは、夢主ちゃん可愛いですねぇ私ならセコムになってますよ。性格良いですし雷電将軍とかにも好かれてそう、見るたびワクワクしちゃいます。 (2022年8月17日 17時) (レス) @page46 id: a76f20d172 (このIDを非表示/違反報告)
翡巫女(プロフ) - ふわなさん» ありがとうございます!これからも頑張って書かせていただきます! (2022年8月10日 22時) (レス) id: 85bbdde210 (このIDを非表示/違反報告)
ふわな(プロフ) - 初めまして！こういう作品めっちゃ好きです！これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2022年8月10日 10時) (レス) @page36 id: 9150cee976 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡巫女 | 作成日時：2022年7月17日 16時
