エリート囚人 ページ8
「……へぇ〜。 Aさん、看守に助けてもらってここに来たのか」
「あいつも隅に置けないな？」
Aがここに来たいきさつを話すと、四人はそろって、この場にいない看守をいじりだす。
「そんな言い方しないでくださいよラムザさん……ほんとに看守には感謝してるんですから」
と、Aがラムザを注意するとラムザは少しばつが悪そうに、
「看守はすごいなって意味で言っただけだから、さ」
とはぐらかす。
「ほんとラムザさんって性格悪いんだから〜〜」
「あ？タップには言われたくないんだけど」
また言い争い始めた二人に戸惑っているAに、あるにあが声をかける。
「まーた始まった……Aさん気を付けてね、その二人結構言い争いが絶えないから」
さっきからずっと気を遣ってくれてる……。
優しいな、あるにあさん。
Aは、隣の房から心配してくれているあるにあの気遣いで気持ちが温まった。
「よし、自由時間だ」
ラムザとタップの言い争うがヒートアップして、誰も手を付けられなくなる寸前で、ジャンクがやってきた。
Aは、ほっと一息ついて、まだお互いを睨みつけているラムザとタップに「早く房でましょう」と呼びかけた。
「んー？なんだお前ら、また喧嘩したのか？」
そんな三人の様子を見ていたジャンクが笑って問いかけると、あるにあがすかさず「ラムザさん懲罰房だな」と茶化す。
「なんで俺だけなんだよ！」
まあまあ、と言ってラムザを宥めるAと、「ラムザさん懲罰房〜」と言い続けるあるにあ、アムムムム、タップを交互に見て、
「……なんだかんだ、仲良くやっているようで安心したわ」
とジャンクは笑った。
そんなジャンクのひとりごとに唯一気がついたあるにあは、当然だ、というふうに腰に手を当てて、言った。
「俺らを誰だと思ってんの、看守。……脱獄を二回もしたエリート囚人だよ」
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N(プロフ) - わーーー！！更新ありがとうございます！！セクハラ仕掛けようとするジャンクさんにキュンときました…！ (2019年1月9日 2時) (
レス) id: 9739c37198 (このIDを非表示/違反報告)
つかさ(プロフ) - Nさん» Nさんはジャンクさん推しなのですね……！ もっとジャンクさんと絡ませていきますね！ (2018年12月28日 22時) (レス) id: 51084a1629 (このIDを非表示/違反報告)
つかさ(プロフ) - りえるさん» りえるさんありがとうございます……！ その言葉で更新再開しようと思えました！ 頑張ります！ (2018年12月28日 22時) (レス) id: 51084a1629 (このIDを非表示/違反報告)
N - 初めまして！ジャンクさん推しなのでとっても最高なお話です！！続きが読めますように…！ (2018年12月14日 2時) (レス) id: 9739c37198 (このIDを非表示/違反報告)
りえる - めちゃくちゃ面白いです！一気に読みきってしまいました！続き楽しみにしています！ (2018年8月16日 21時) (レス) id: abbad6b46b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つかさ | 作成日時：2018年5月27日 21時
